茨城県大洗町の北側に位置する大洗海水浴場(サンビーチではない老来側)について、遊泳禁止となった時期とその背景を整理してご紹介します。
遊泳禁止になった時期の経緯
2021年7月下旬、サンビーチ付近でサメとみられる海洋生物による人への接触事故が発生し、町は安全確保が整うまで遊泳禁止の措置を導入しました。
当初はサンビーチ周辺のみでしたが、その後北側の海域についても同様の対応となり、公式に遊泳禁止となりました。翌年以降はサメ防護網や監視体制を整えて限定的に再開されました。
遊泳禁止の主な理由
主因はサメなどの危険生物の出現による利用者の安全確保のためです。
加えて、離岸流など自然条件による水難事故のリスクも考慮され、監視員不在時や開設期間外には遊泳を控えるよう案内されています。[参照]
対策と再開の条件
大洗町では海開きの時期に合わせてサメ防護網の設置やライフセーバー・漁業関係者による監視体制の整備を行いました。
これにより安全性が一定水準に達したと判断されると、海水浴場としての利用が再開されました。
例:2025年の海開きの状況
2025年の大洗サンビーチ海水浴場は、7月19日~8月17日の間に開設され、監視員による監視と当日の遊泳可否情報の更新が行われています。
遊泳時間は午前9時~午後4時で、時間外や開設期間外では遊泳できません。[参照]
磯遊びが許可されている理由
磯遊びは潮だまりや岩場で行う浅海の観察活動であり、遊泳行為とは異なるため許可されています。
ただし、安全確保が難しい区域や潮流の強い場所では、立ち入り禁止となる場合があるため注意が必要です。
まとめ
大洗町北側の海域で遊泳禁止となったのは2021年7月下旬のサメ接触事故が主因です。
その後、防護網や監視体制が整備されたことで、海水浴場としての再開条件が整い、公式に開設されるようになりました。
磯遊びは遊泳と区別され、安全領域であれば許可されていますが、現地の注意表示や自治体情報に従うようご留意ください。


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