国際線といえば長時間のフライトをイメージする人が多いかもしれませんが、実は日本発着の中には飛行時間が20分程度という超短距離の国際線も存在します。本記事では、その驚くべき短距離国際線の正体や背景、利用時の注意点について解説します。
20分で飛ぶ国際線が存在する?その実態とは
現在知られている中で日本と外国を結ぶ最も短いフライトのひとつが、長崎県対馬空港と韓国・釜山の金海国際空港を結ぶ便です。飛行距離はおよそ50km、所要時間は約20~25分で、定期運航されていた時期もあります。
これは国際線としては非常に珍しく、距離的には国内の離島路線より短いともいえるレベルです。両地域はフェリーでも2時間弱で到達できるほど近く、文化的・歴史的なつながりも深いため、観光やビジネスでの需要がありました。
なぜこれほど短距離の国際線があるのか
このような超短距離国際線が存在する理由は、地理的近接性に加え、航空機の利便性やスピードを求めるビジネス需要、フェリーの欠航リスクを回避したい旅行者のニーズなどが背景にあります。
特に台風や冬季の荒天時にはフェリーの欠航も多いため、フライトによる代替交通手段が重要視されることもあります。
運航していた航空会社とその背景
この対馬〜釜山線は、韓国のLCC(格安航空会社)であるエアプサンやイースター航空などが運航していたことがあります。ただし、コロナ禍や国際情勢の影響を受け、運休や再開未定となっている時期もあります。
また、需要が限定的であったため常時運航というよりは、観光シーズンやチャーター便としての運用が中心だった点も特徴です。
利用時の注意点と入出国管理のポイント
フライトが短時間でも、国際線である以上、出入国審査・手荷物検査・パスポートの携行は当然必要となります。20分のフライトでも1~2時間前には空港に到着し、チェックインと保安検査を受けるのが一般的です。
さらに、出入国スタンプが押されるため、観光ビザの滞在日数管理や回数制限などに関しては通常の国際線と同様の扱いになります。
他にもある?日本発の短距離国際線の例
対馬〜釜山線以外にも、沖縄・那覇〜台湾(台北松山空港)なども比較的短距離の国際線として知られています。フライト時間は1時間程度ですが、国内線の感覚で利用できる手軽さが人気です。
このほか、北海道の稚内〜サハリン(ユジノサハリンスク)間の国際線も過去に存在しましたが、現在は政治的背景などにより定期便の運航は見られません。
まとめ:短くても立派な国際線。地理が生んだ特別なルート
日本には20分ほどで外国に到着できる、非常にユニークな国際線が実在します。その背景には、地理的な距離の近さとローカルなニーズが反映されています。
短いながらも国際線としての手続きや心構えが求められるため、利用の際には事前の確認と準備を怠らないようにしましょう。特別な体験としてもおすすめできるルートです。


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