大山崎インターチェンジ(IC)から名神高速に入り、大山崎ジャンクション(JCT)を経由して同じ大山崎ICで降りるようなルートを想定した場合の高速料金制度について、制度上の扱いや実際に起こることを整理して解説します。
同じICから入り同じICを出る「ぐるり利用」の扱い
実は、大山崎ICから入り、同じ大山崎ICで降りる操作だけなら、料金は発生しません。これは料金所で距離に応じた料金が精算されないケースとして扱われます。
いわゆる「入口と出口が同じIC」は高速道路の仕組み上、利用距離ゼロとみなされるため、ETC搭載車では料金バーが開かず、現金の一般レーンを通る必要が出る場合があります。
ETC車での注意点と現金レーンでの対応
ETC車でもゲートが開かない場合、自動では出口バーが解除されず、一般レーンで係員による対応が必要になります。係員が手動でバーを開けてくれますが、本人確認や事情説明が求められるため周囲のドライバーに迷惑がかかる可能性があります。
このため、本来なら利用すべき経路ではなく、可能であれば避けるのが望ましい動き方です。
JCTを経由して別ICに出る場合の料金発生
もし大山崎IC入口で入って、大山崎JCTを経由しつつ別のIC(例:京都縦貫道方面の出口や名神の別IC)から出る場合は、その流入・流出IC間の実走行距離に応じて料金が発生します。
たとえば、大山崎ICから福島出入口へ行った場合は、所要距離に応じた料金(例:普通車で約1,100円 ETC)となります。これは一般的なルート乗降の場合と同様に扱われます。
実例と公式情報の背景
Yahoo知恵袋での質問回答では、「料金は発生しませんがETCではバーが開かず面倒」という報告もあります。これは制度上同一IC扱いとなる結果です。引用例:[参照]
また、国交省やNEXCOの料金体系では、JCT内部を通過してICで降りる場合は正常なルートとして料金を精算する設計となっています。
よくある質問まとめ
| 状況 | 料金発生 | 対応方法 |
|---|---|---|
| 大山崎IC→同IC(JCT経由) | 発生なし | 一般レーンで係員対応 |
| 大山崎IC→別IC(JCT経由) | 発生あり | ETC通常精算・バーが開く |
まとめ
入口と出口が同一の大山崎ICを使った利用では、制度上料金は発生しません。ただしETC搭載車では正常にゲートが開かず、一般レーンで係員対応を要するケースがあるため注意が必要です。
逆に、大山崎IC入口からJCT経由で他ICを出口とする場合は、正規料金が発生します。高速利用を検討する際は、ルートと利用ICの把握が大切です。


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