中国籍の方が日本の永住権を持ち、香港とマカオを観光で訪れる場合、香港・マカオそれぞれにおける入境手続きや許可証の要否についてわかりやすく整理しました。
香港への入境:許可証は必要?
中国本土発の中国パスポート所有者が香港に旅行する場合、通常は「往来港澳通行証(Two‑way Permit)」と適切な渡航許可(ビザに相当)を事前に取得する必要があります。ただし、第三国への乗り継ぎ目的で7日以内滞在する場合には中国パスポートだけで入境できるケースもあります:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
香港に永住資格(香港IDやSARパスポート等)を持っていない限り、事前の許可証取得が必須です:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
マカオへの入境:必要な許可は?
マカオでも中国本土に住む中国籍旅行者は「往来港澳通行証」とマカオ用の入境許可が必要です。許可なしには滞在できません:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
旅行モデルケース:日本‑香港‑マカオ‑香港‑日本
ご質問の旅程では、それぞれ二度の香港入境、マカオ入境がありますので、往来港澳通行証だけでは足りず、香港・マカオ双方での許可証(出入境注記)がそれぞれ必要です。
乗り継ぎ便扱いの入境でも、許可証がないと入境拒否されるリスクがあります。
日本への再入国:永住ビザの取り扱い
日本の永住権保持者であれば、中国パスポート所持でも日本入国時には永住ビザの提示が必要になります。香港・マカオでの滞在資格とは別に、日本での滞在権が保証されています。
具体的な手続きの流れ
- 中国にて「往来港澳通行証」を取得(香港・マカオ共用)
- 香港滞在とマカオ滞在それぞれの目的別許可(観光用ビザ相当)を通行証とともに申請
- 通行証と渡航用注記が揃った状態で旅行
まとめ
本土居住の中国パスポート利用者の場合、香港・マカオへの旅行には「往来港澳通行証」とそれぞれの訪問目的に応じた入境許可(注記)が必要です。通行証のみでは入境できないため、旅行前にしっかり準備するのが安心です。
日本永住権保持者として日本へ戻る際は永住ビザが別途必要であり、香港・マカオでの許可とは切り離して考えてください。


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