パスポート写真の眼鏡はアメリカ入国に影響する?ESTA・eTA利用者の注意点を解説

パスポート

海外渡航時にはパスポート写真が重要な本人確認手段となります。特にアメリカでは入国審査時に顔写真との照合が厳格に行われるため、写真の規定に注意が必要です。この記事では、眼鏡をかけたパスポート写真でアメリカに入国する際の注意点や対応策を解説します。

アメリカ入国時のパスポート写真に関する規定

アメリカでは2016年11月から、パスポート写真での眼鏡着用が禁止となりました。これは、眼鏡による顔の一部遮蔽が本人確認の妨げになるためです。

ただし、この規定は「新規取得や更新時の写真提出」に対するものであり、すでに発行されたパスポートに眼鏡付きの写真が使われている場合でも、有効期限内であれば問題ありません。

ESTA・eTAは顔写真と連動しているのか

ESTA(米国渡航認証)およびeTA(カナダ渡航認証)は、オンライン申請時に顔写真のアップロードを求められることはありません。したがって、申請済みで承認されていれば、眼鏡付きのパスポートでも利用可能です。

重要なのは、入国審査時に顔写真と実際の顔を照合する際、眼鏡を外すことが求められる可能性があるという点です。

入国審査での対応:眼鏡を外して本人確認に協力を

アメリカやカナダの入国審査では、顔認証のために写真と実物の照合が行われます。このときに眼鏡をかけていると、「写真と違う」と判断される場合があります。

そのため、入国審査官からの指示がなくても、眼鏡はあらかじめ外しておくのがベストです。特にeGate(自動化ゲート)では眼鏡の有無が照合エラーの原因になることもあります。

眼鏡付きパスポートの更新は必要か?

現在有効なパスポートに眼鏡付き写真が使われていても、それ自体でアメリカへの入国を拒否されることはありません。そのため、渡航前にパスポートを更新する必要は基本的にありません

ただし、すでに有効期限が近づいている場合や、将来的な更新の際は、眼鏡を外した写真を使うようにしましょう。

体験談:眼鏡付きパスポートでアメリカに渡航したケース

実際に2023年に眼鏡付きパスポートでESTAを使い、ロサンゼルス国際空港から入国した旅行者の例では、入国審査時に「眼鏡を外してください」と指示されただけで、問題なく通過できたとの報告があります。

このように、眼鏡を外して顔を見せることに協力すれば、大きなトラブルにはなりにくいのが現実です。

まとめ:眼鏡付き写真のパスポートでも、冷静に対応すれば問題なし

アメリカ入国においては、パスポート写真に眼鏡が写っていても、パスポートが有効であれば基本的に使用可能です。入国審査時は眼鏡を外すなど柔軟な対応を心がけましょう。

不安がある方は、外務省や在日アメリカ大使館の公式情報を事前に確認することをおすすめします。

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