近年、車中泊がブームとなり、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)での宿泊も一般化してきました。しかし、大人数による長時間の利用は「マナー問題」として注目されています。本記事では、車中泊を安全かつ周囲に配慮して行うためのポイントを解説します。
車中泊はそもそも禁止されているのか?
基本的に、SAやPAでの短時間の休憩や仮眠は、高速道路を安全に走行するために認められています。NEXCO各社も明確に「仮眠目的の短時間利用」は問題ないと案内しています。
しかし「宿泊目的での長時間滞在」や「アウトドア的な使い方(テーブルを広げる、火気使用)」などは、施設の本来の利用趣旨から逸脱する場合があり、注意や苦情の対象となります。
大人数での車中泊が迷惑とされる理由
車中泊自体が問題ではなく、問題となるのはその「規模」と「行動」です。特に次のようなケースがトラブルを生みやすくなります。
- 駐車スペースを長時間占有し、他の利用者が利用できなくなる
- 複数台で場所を囲んで「プチキャンプ場化」する
- ゴミを放置、トイレを占拠するなどの公共マナー違反
特に行楽シーズンや連休中には、地元自治体や警備会社からの巡回・注意が強化されていることもあります。
トラブル回避のためのマナー5箇条
他人に迷惑をかけないためには、以下の基本的なマナーを守りましょう。
- 休憩は3〜5時間程度にとどめる
- ゴミは必ず持ち帰る
- エンジンかけっぱなしにしない(騒音・排気の原因)
- 仲間内で大声を出さない
- 火気使用やテント設置は絶対に避ける
これらを守るだけでも、トラブルは大幅に減らせます。
車中泊に適した「RVパーク」や「道の駅」の活用
車中泊に特化した施設である「RVパーク」では、電源供給やゴミ捨て場、トイレなどが整備されており、宿泊が前提の場所です。全国に300か所以上あり、予約制のところもあります。
また「道の駅」も場所によっては車中泊が黙認されているところがあります。ただし、全ての道の駅が車中泊を歓迎しているわけではないため、事前に公式情報や口コミを確認するのがベターです。
実際の声:迷惑と感じる利用者の意見
SNSでは「SAで4台連なって朝までアイドリング」「外で調理してて煙が迷惑」などの声が散見されます。一部の非常識な利用が、車中泊全体の印象を悪くしてしまうのが現実です。
一方で「夜間移動の中継地点として助かっている」「防犯面でもSAは安心」など、適切な利用を評価する声も多くあります。
まとめ:共存のためにマナーある行動を
サービスエリアやパーキングエリアでの車中泊は、適切な範囲であれば問題ありません。しかし、大人数や長時間の滞在は他の利用者への配慮を欠く可能性があります。
「次の人のために」スペースを譲る心構えと、「宿泊目的ではない」という前提を意識することで、今後も安心して車中泊文化を楽しむことができるでしょう。


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