芸術と歴史、そして洗練された街並みが魅力のイタリア。ローマとベネチアを中心に7泊の旅程を組むなら、移動の効率や滞在の満足度を高めるために、プランの組み立てが重要です。今回は、2都市+2箇所の追加候補をどう組み合わせるか、おすすめのモデルルートをご紹介します。
ローマIN&ベネチアOUTのルートが基本的におすすめ
ローマをスタート地点とし、ベネチアを終点とするルートは、南から北へ上がっていくため移動がスムーズです。大都市間はイタロやトレニタリアの高速列車で2〜4時間程度で移動でき、時間を有効活用できます。
フライトの便数も多く、ローマ・フィウミチーノ空港(FCO)とベネチア・マルコポーロ空港(VCE)は日本便とも接続良好なので、片道ずつのオープンジョー航空券を活用しましょう。
【1〜3日目】ローマ滞在:歴史と芸術を深掘り
ローマでは3泊を目安に滞在し、「コロッセオ」「フォロ・ロマーノ」「バチカン美術館」「サン・ピエトロ大聖堂」などの定番観光地を巡りましょう。美術館巡りに集中したい方は「ボルゲーゼ美術館」も必見です。
ナヴォーナ広場やトレヴィの泉、パンテオンなどの街歩きスポットも多く、徒歩での観光にも適しています。
【4日目】ナポリまたはピサへの日帰り・1泊旅
ローマからの追加都市にはナポリかピサが人気。
◎ナポリ:南イタリアの文化と美食の中心。ローマから高速鉄道で1時間。ピッツァ発祥地や「ナポリ国立考古学博物館」が見どころ。さらに時間があれば「ポンペイ遺跡」もおすすめ。
◎ピサ:斜塔が有名な世界遺産の街。フィレンツェから日帰り可能で、ローマからも列車で2〜3時間。ベネチア寄りのルートを取るなら、ピサ→フィレンツェ→ベネチアの順で回るのも良い選択です。
【5日目】トリノまたはベルーナで美術と静けさを堪能
◎トリノ:北イタリアのエレガントな街並みと「エジプト博物館」や「サバウダ美術館」など充実のアート施設が魅力。ベネチアからも列車で約3時間半。
◎ベルーナ:ロミオとジュリエットの舞台として知られ、小都市ながら「アレーナ・ディ・ヴェローナ」など見どころ多数。ベネチアからは日帰りも可能。
【6〜7日目】ベネチア滞在:運河の街で優雅なひととき
旅の締めくくりにはベネチアで2泊。サン・マルコ寺院やリアルト橋、ドゥカーレ宮殿などを巡り、時間があればブラーノ島やムラーノ島へのショートトリップもおすすめ。
美術館巡りを重視するなら「ペギー・グッゲンハイム美術館」や「アカデミア美術館」も必見です。迷路のような街並みでのカフェ休憩も旅の思い出になります。
都市の組み合わせ例と日程例
| 日程 | 都市 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | ローマ | 古代遺跡・美術館・市内散策 |
| 4日目 | ナポリ or ピサ | 日帰りまたは1泊で郊外体験 |
| 5日目 | トリノ or ベルーナ | 地方都市の文化に触れる |
| 6〜7日目 | ベネチア | 運河の風景と美術館巡り |
まとめ:芸術と街歩きを満喫するためのポイント
ローマとベネチアを軸にナポリ・ピサ・トリノ・ベルーナのいずれかを組み合わせることで、美術・街歩き・歴史のすべてをバランスよく堪能できます。移動には高速列車を活用し、荷物はホテルのデイユースや駅のコインロッカーを使って身軽に行動すると効率的です。
好みに合わせた都市の組み合わせで、あなたにぴったりの7泊イタリア旅を実現しましょう。


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