韓国の語学堂に通うためにD-4ビザを申請したにもかかわらず、1ヶ月半経っても発給されない――このようなケースは決して珍しくありません。特に帰国予定日が迫る中での対応は非常に悩ましい問題です。この記事では、ビザ遅延の背景や緊急時の対処法、再入国の可能性について詳しく解説します。
韓国D-4ビザの審査期間とよくある遅延の理由
通常、D-4ビザの発給には1〜1.5ヶ月とされていますが、時期や申請件数によってはそれ以上かかることもあります。特に7月〜9月は留学生申請が集中するため、審査に遅延が生じやすい時期です。
また、提出書類の不備や内容確認に時間がかかる場合もあり、審査がストップしている可能性も考えられます。
出国日が迫っている場合の選択肢とは?
どうしても日本に一時帰国しなければならない場合、以下のような対応策があります。
- ビザ発給前に出国し、発給後に郵送で受け取る
- 観光ビザ(K-ETA)で一度再入国し、現地でビザを受け取る
- ビザ申請を一度キャンセルして再申請(※おすすめしません)
ただし、語学堂の書類に「ビザの再発行不可」と記載がある場合は、事前に学校に相談することが必須です。
外国人登録証の取得が間に合わない場合の救済措置
外国人登録証(ARC)が出国までに発行されない場合でも、申請さえ完了していれば住民センターで登録済証明書を発行してもらえるケースがあります。
この証明書は、再入国時に必要書類として機能する場合がありますが、航空会社や入国審査官の判断により認められない可能性もあるため、事前確認が重要です。
HiKoreaでの外国人登録予約が取れない場合の裏ワザ
HiKoreaでの予約枠はすぐ埋まってしまうため、以下のような対策が有効です。
- 午前0時や平日の午前中に定期的にサイトをチェック
- 複数の地域(例えば隣接都市の出入国管理事務所)での予約も検討
- キャンセル枠をリアルタイムで確認するツールを活用
一部の語学堂では出入国との連携によって団体登録を行ってくれる場合もあるため、学校にも相談しましょう。
D-4ビザが下りる前に帰国してしまったらどうなる?
ビザが発給されていない状態で帰国し、再入国が必要になった場合、D-4ビザでの再入国は原則としてできません。観光ビザでの入国も、滞在目的との整合性が取れない場合には拒否されるリスクがあります。
どうしても再入国が必要な場合、出入国管理局または大使館に事情説明を行い、再申請や特例措置について相談する必要があります。
まとめ:焦らず状況を整理し、可能な行動を一歩ずつ
ビザの遅延は申請者にとって非常に不安な問題ですが、制度上の限界も存在します。まずは学校、出入国管理局、大使館に現在の状況を正確に共有し、柔軟な対応策を模索しましょう。
再入国が必要な場合は、観光ビザや短期ビザでの代替案、現地での外国人登録証明の取得など、複数のルートを視野に入れて行動することが大切です。
コメント