初代フェアレディZ、通称S30Zは今やクラシックカーとして世界中で高い評価を受けています。希少性と美しいフォルムから根強いファンも多く、状態の良い個体はプレミア価格で取引されることも珍しくありません。この記事では、宮城県でS30Zを探す方法を「草ヒロ(廃車状態)」と「綺麗な現存車両」の2つの視点からご紹介します。
S30Zの魅力と現存台数の現状
フェアレディZ(S30型)は1969年に登場し、当時としては画期的なスポーツカーでした。軽量ボディに直列6気筒エンジンを搭載し、手の届く価格で高性能を楽しめる車として、国内外でヒットしました。
しかし登場から50年以上が経過し、サビや事故、部品の供給難から現存数は年々減少。特に東北地方のように積雪や融雪剤によるダメージを受けやすい地域では、程度の良い車両は非常に稀です。
草ヒロ状態のS30Zを探すポイント
いわゆる「草ヒロ」とは、山奥や農村部などで長年放置された車両のことを指します。S30Zの草ヒロは数が少なくなっていますが、宮城県内でも農村部や山間部の空き地や納屋を探すと、発見されるケースがあります。
具体的には、登米市、大崎市、加美町、白石市の郊外などが要チェックエリアです。地元住民との会話や、Googleマップの航空写真で「不自然な形の物体」を見つけて現地を確認するのも一つの手です。
宮城県でS30Zの現存車両を見られる可能性のある場所
現存状態のS30Zを見る・出会うには以下の方法がおすすめです。
- クラシックカーイベント(仙台クラシックカーショーなど)に足を運ぶ
- 東北地方の旧車専門ショップに相談
- 個人オーナーによるSNS(InstagramやX)での公開情報を探す
特に宮城郡利府町にある「スポーツカー専門店」や、仙台市内のレストアショップでは、現車を見られるチャンスもあります。
実際に見つけた人の事例
SNS上では「加美町の農機具小屋に草ヒロのS30Zを見つけた」「知人の紹介で蔵に眠っていた車両を譲ってもらえた」といった報告も散見されます。
また、地域の板金工場や整備工場の裏手に眠っていることも。筆者も過去に白石市内の整備工場裏で屋根なし放置のS30Zを目撃した経験があります。
S30Z探しで注意すべき点
草ヒロ車を探す際は、不法侵入や撮影禁止エリアに立ち入らないことが大前提です。発見した場合も所有者が誰かを確認し、無断で接触・交渉しないように注意しましょう。
また、再生可能かどうかを判断するには、サビの程度、シャーシの腐食状況、部品供給状況の知識が必要です。必ず専門家の助言を得ましょう。
まとめ:S30Zを探すには情熱とネットワークが鍵
宮城県内でS30Zに出会うには、地元情報やイベントへの参加、人とのつながりが非常に重要です。草ヒロとして放置されている車両を根気よく探すのも良いですが、クラシックカーショップやSNSから情報を得るのも有効です。
S30Zは「探す楽しさ」も含めて魅力がある車です。ぜひ情熱を持って行動し、夢の一台と出会ってください。


コメント