シンガポール渡航時に必要な電子入国カード(SG Arrival Card)を同行者分含めて申請したが、家族の分だけダウンロード前に消えてしまった場合、再取得はできるのか不安になります。本記事では、そのようなケースに備えた対応方法や再取得の可否について解説しています。
SGアライバルカードとは?
SG Arrival Cardは、正式名称「SGアライバルカード(電子入国カード・健康申告書)」で、シンガポール入国前にオンラインで提出が義務付けられた電子申請書です。2020年3月以降、紙のカードは廃止されました。
最大10人まで同一旅程でグループ申請が可能で、本人および同行者の情報をまとめて入力できます。申請後はPDFで通知書をダウンロードできます。
同行者分のデータが消えてしまったら?再ダウンロードは可能?
申請後に通知メールまたは申請完了画面からPDFをダウンロードしておくことが推奨されています。通知書はDE Number付きで発行されるもので、スマートフォンの保存や印刷が可能です。
一度表示された申請ページやPDFは再度アクセスしても、同じ表示を行う機能は提供されていません。つまり、既に申請完了済みの同行者分だけを改めてダウンロードする仕組みはありません。
実例:申請画面・メール通知の対応
例えば、複数人の申請時に本人のみPDFをダウンロードし、同行者分を保存し忘れたケースでは、同行者分のデータを再取得できない事例があります。
したがって、申請完了時に表示される画面やICAから届くメールで、同行者を含めた全員分を一括で保存しておくことが非常に重要です。
再申請の可否と注意点
- 再申請は基本的に必要ありません。すでに同じ便・同じ旅程で申請済のため、重複申請や再登録は不要です。
- ただしデータを保存できていない場合、搭乗前や現地でQRコードの提示を求められることがあります。
- 申請から有効期限(通常30日以内)を過ぎてしまった場合は、新たに再申請が必要になる可能性があります。
再度データが必要?代替手段は?
同行者分のデータが消えてしまった場合、以下の方法を試みてください。
- 申請完了時に受け取ったメールを再確認し、添付PDFやリンクを探す
- 申請画面での「PDF Download」ボタンを再度表示できるか確認
- 上記でも確認できないときは、同行者本人分のメールを再送できるかICAへ問い合わせ
予防策:申請時の対応のすすめ
申請が完了したら、その場で以下の対応を必ず行いましょう。
- 申請完了画面をスクリーンショットまたはPDFとして保存
- ICAから届く確認メールの本文および添付をすべて保管
- スマホやクラウドにバックアップして旅行中に確認できるように準備
まとめ
SGアライバルカードは、最大10名までまとめて申請可能ですが、申請後のPDFダウンロードは1回限りとなるケースが多いため、本人だけでなく同行者分も確実に保存することが重要です。申請済であれば再申請は基本的に不要ですが、現地での提示用に全員分のデータをしっかり準備しておくことをおすすめします。


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