岩盤浴で熱中症になるのはナウい?冗談では済まされない実際のリスクと対策

温泉

岩盤浴はリラクゼーションやデトックス効果で人気ですが、長時間の高温環境によって「熱中症」を起こすリスクもあります。「ナウいかどうか」という冗談のような問いもありますが、実際には軽視できない健康リスクを含んでいます。

岩盤浴とは?サウナとの違い

岩盤浴は加熱した天然鉱石の上で横になり、遠赤外線とマイナスイオンによって体を内側から温める健康法です。サウナと違い、湿度が高くないため呼吸しやすく、リラックスしやすいのが特徴です。

しかし長時間の滞在や体調管理を怠ると、体温調節ができず熱中症のリスクが高まります。

岩盤浴で熱中症になる原因とは

岩盤浴中の脱水、汗による電解質の喪失、室内の高温環境などが複合的に影響して熱中症が発生します。特に下記のような条件では注意が必要です。

  • 水分補給を怠っている
  • 空腹・体調不良時に利用
  • 長時間の連続滞在
  • 高齢者や持病持ちの方

自覚症状が出る頃には軽度熱中症が始まっていることもあります。

実際に起こる症状と見逃せないサイン

熱中症の初期症状は「立ちくらみ」「頭痛」「吐き気」などです。岩盤浴中にめまいや強い倦怠感を感じたら、すぐに休憩室へ移動し水分と塩分を補給してください。

さらに悪化すると「呼吸困難」「意識障害」など命の危険も伴うため、「大丈夫だろう」は禁物です。

熱中症を防ぐための岩盤浴の正しい入り方

岩盤浴を安全に楽しむためには、以下のポイントを守ることが重要です。

  • 入浴前にコップ1杯の水を飲む
  • 20〜30分ごとに休憩を取る
  • 1回の滞在は最大でも45分程度まで
  • スポーツドリンクや経口補水液を常備

「長く入ったほうが効果がある」という思い込みは危険です。

実例:熱中症で搬送されたケースも

2023年に都内の岩盤浴施設で、30代女性が90分以上滞在後にふらつき倒れ、救急搬送された事例があります。本人は「具合が悪くなってから動けなくなった」と証言しており、熱中症の怖さを物語っています。

また、一部のサウナ施設では「岩盤浴室内に水分持ち込みOK」など対策を進める動きもあります。

まとめ:熱中症は誰でも起こりうるリスク

「岩盤浴で熱中症になるなんてナウいね」と冗談めかして言われても、実際には誰にでも起こりうるリスクです。リラクゼーションの場で健康を損なわないためにも、しっかりと対策を講じて楽しみましょう。

自分の体調や水分補給を最優先に考えたうえで、岩盤浴の効果を安全に最大限引き出すことが、現代的でスマートな過ごし方と言えるでしょう。

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