アメリカ旅行の楽しみのひとつとしてよく挙げられるのが「本場のステーキ」。映画やドラマに出てくる豪快なステーキのシーンに惹かれる人も多いでしょう。この記事では、アメリカのステーキと日本のステーキの違いや、それぞれの魅力を比較しながら解説します。
アメリカのステーキは見た目からして豪快
アメリカのステーキは何と言ってもサイズと迫力。Tボーンステーキやポーターハウスなど、一皿で500gを超えるボリュームも珍しくありません。鉄板でジュウジュウ焼かれた肉の塊にバターがとろけ、見た目のインパクトも抜群です。
また、グリルやチャコールなど火力重視の調理法が主流で、肉の旨味をダイレクトに楽しめるのも特徴です。脂身が控えめな赤身肉が中心で、肉本来の風味を味わいたい人にはたまりません。
日本のステーキは「繊細な旨さ」が持ち味
一方、日本のステーキはA5ランクの霜降り和牛を使ったものが多く、柔らかくとろける食感が魅力。小ぶりながら上質な肉が厳選され、塩やわさびなどで肉の甘みを引き出します。
見た目は控えめでも、職人の技術が光る美しい焼き加減や盛り付けがなされており、「見た目のうまそうさ」ではアメリカとは異なるベクトルの魅力を持っています。
「うまそう」に感じる理由の違い
「アメリカの方がうまそう」と感じる理由は、視覚的なボリュームや“肉々しさ”が刺激を与えるため。テレビやSNSでもインパクトある盛り付けや大きなステーキ写真が印象に残りやすいです。
一方で日本のステーキは上品な見た目のため、初見では地味に映るかもしれません。しかし一口食べた瞬間に評価がガラッと変わる奥深さを持っています。
現地での価格や注文スタイルの違い
アメリカではミディアムレアやウェルダンなど好みの焼き加減を伝え、付け合わせ(マッシュポテトやサラダなど)を選ぶスタイルが一般的。価格は1皿20〜40ドル(約3,000〜6,000円)程度で、チップも必要です。
日本の高級ステーキ店では1人前で5,000円〜1万円以上かかることもありますが、ランチタイムにはリーズナブルに楽しめる店も増えています。
アメリカでおすすめのステーキチェーン
- Ruth’s Chris Steak House:濃厚なバター仕立てが特徴の高級ステーキ店。
- Outback Steakhouse:カジュアルに楽しめるファミリーチェーン。日本にも進出済み。
- Texas Roadhouse:陽気な雰囲気でボリュームたっぷりのステーキが楽しめる。
日本に比べて店舗数が多く、どこに行っても本格的なステーキが手軽に楽しめる点も魅力のひとつです。
まとめ:どちらがうまそうかは「見た目」だけじゃない
アメリカのステーキは豪快で「うまそう」に見えやすく、日本のステーキは繊細で「食べて納得」の美味しさがあります。どちらが優れているかではなく、味・見た目・雰囲気の違いを楽しむのが旅やグルメの醍醐味です。
どちらも違った魅力を持っているため、ぜひ両方を味わい比べて、自分なりの「うまそう」を見つけてみてください。


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