韓国人が日本を訪れる際、観光などの短期滞在であればビザは不要ですが、滞在日数の制限に注意が必要です。特に「年間180日以内なら90日を超えても問題ないのか?」という点は多くの人が誤解しやすいポイントです。本記事では、日本のビザ免除制度と滞在可能な日数の正しい理解について詳しく解説します。
日本のビザ免除制度と基本ルール
日本は韓国を含む一部の国・地域に対して短期滞在ビザ免除措置を設けています。韓国国籍の方は、観光・親族訪問・短期商用などを目的とした渡航で、最大90日までの滞在が可能です。この制度は1回の入国ごとに90日まで許可されるものであり、「年間の累計日数が180日以内であれば、1回あたり90日を超えてもよい」という解釈は誤りです。
1回の滞在は必ず90日以内でなければなりません。90日を超える滞在を希望する場合は、原則として事前に在外日本公館でビザを申請する必要があります。
入国審査での判断ポイント
ビザ免除対象者であっても、入国時には毎回日本の入国審査官の判断により滞在が許可されます。過去に短期間で繰り返し入国していたり、日本国内での滞在実績が多い場合は、入国審査時に「長期滞在を目的としていないか?」と疑われる可能性もあります。
そのため、たとえ90日以内の滞在でも、頻繁な再入国がある場合は、理由の説明や出国予定の証明書(航空券など)を求められることがあります。
90日+再入国で180日は可能?
一度90日滞在し、韓国に一時帰国したのち、再び来日してさらに90日滞在する、というケースは理論上は可能ですが、「日本側が意図的な長期滞在とみなすか否か」が重要な判断基準になります。たとえば、出国から数日で再入国する場合は、審査官が厳しく対応する傾向があります。
つまり、180日未満だから安心とは限らず、連続または頻繁な訪日には慎重な対応が必要です。
長期滞在を希望するならどうすべき?
90日を超える日本滞在を希望する場合は、以下のようなビザの取得が必要になります。
- 就労ビザ(企業勤務、技能実習など)
- 留学ビザ(語学学校・大学など)
- 家族滞在ビザ(日本人配偶者など)
- 特定活動ビザ(ワーキングホリデー含む)
いずれも在韓国日本大使館または領事館での申請が必要です。
よくある勘違いと実例
実際にあった事例として、90日滞在後すぐに再来日を試みたものの、入国審査で「実質的に日本に長期滞在している」と判断され、入国拒否になったケースがあります。このようなトラブルを避けるためにも、日本滞在と出国の間に適切な間隔を空けることが大切です。
まとめ:90日を超える滞在はリスクがある
韓国人が日本に観光や短期滞在目的で訪れる場合、1回につき最大90日までがビザ免除の限界です。「年間180日以内」だからといって90日を超えて滞在することはできません。頻繁な再入国や90日間に近い長期滞在が続く場合は、入国審査時に厳しくチェックされる可能性があるため注意が必要です。
長期滞在を希望する方は、正規のビザを取得するのが最も確実で安心な方法です。


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