パスポートの申請時に必要な証明写真では、服装にある程度の自由がありますが、一定の条件を満たす必要があります。この記事では「浴衣でパスポート写真を撮っても良いのか?」という疑問に答えつつ、申請をスムーズに進めるための服装の注意点をわかりやすく解説します。
パスポート写真の服装に関する基本ルール
日本の外務省が定めるガイドラインでは、顔の輪郭がはっきりわかる状態で撮影されていれば、服装についての厳密な制限はありません。ただし、過度にカジュアルだったり、宗教的な装いを除く目的以外で顔を隠すような服装はNGです。
そのため、浴衣も原則として認められていますが、以下のような点には注意が必要です。
浴衣でパスポート写真を撮る際の注意点
浴衣の襟が首元を大きく覆っていたり、襟が非対称で顔の輪郭が不明瞭になる場合、再提出を求められるケースがあります。特に白地の背景と白っぽい浴衣だと、服と背景が同化してしまい不適合と判断されることがあります。
また、前髪で目が隠れる、髪飾りが大きすぎるなど、顔の認識に支障が出る要素もNGです。
再提出のリスクを避けたいなら避けた方が無難?
「絶対に浴衣で撮りたい!」というこだわりがない場合は、無地のシャツやジャケットなど、フォーマルかつシンプルな服装での撮影がベターです。撮影業者やフォトブースでは「申請用の服装として望ましいか」を事前に確認してくれる場合もあります。
実際に、浴衣で撮影し受理された人もいれば、却下されたという事例もあり、最終的には自治体の窓口の判断にゆだねられることもあるため、確実性を求めるなら無難な服装が望ましいです。
写真の条件を満たしていれば服装よりも重要なポイント
・顔が正面を向いている
・背景は白または薄い無地で影がない
・6か月以内に撮影されたもの
・無帽、無眼鏡(2020年より眼鏡は不可)
これらの基準を満たしていれば、浴衣であっても提出自体は可能です。ただし、判断が分かれる可能性がある点は意識しておきましょう。
まとめ:浴衣でのパスポート写真は「可だが推奨はされない」
浴衣でパスポート写真を撮ることは、技術的には可能ですが、却下されるリスクもゼロではありません。確実な申請を望むなら、顔まわりをすっきりと見せるシンプルな服装を選ぶのが安全です。
写真スタジオを利用する場合は、受付で「パスポート用に適した服装かどうか」事前確認することをおすすめします。


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