国道158号沿い・上高地分岐付近に路上駐車多数？虫取り目的の“夜のカブトムシ採集”説を解説

国道158号の上高地方面と高山方面の分岐近くの旧道付近で、車が大量に駐車されていたという現地報告について、多くの車に乗って人影が少ないという状況から、その目的を考察します。

現地の様子から読み取れるポイント

旧道沿いの登り口付近に複数の車が停められており、虫取り網を持った人を数人確認という状況から、昆虫採集目的の“人による虫取り”が最も有力です。

特定のナンバーに偏っておらず、地元以外も見られたとのことなので、おそらく夏季に行われる昆虫採集や観察会、個人での採集活動と見られます。

国道158号周辺は標高が高く、山岳地帯の森林や渓流が広がる自然環境です。そのため、カブトムシやクワガタムシなどの昆虫採集地として人気があります。

特に以前の旧道（有料道路ではない旧道）は車の交通量が少なく、採集しやすい場所として知られる場合があります。

同様の報告がQ&Aサイトに寄せられ、回答者からは単純に「カブトムシでしょうね」と推測されていました。[参照]

このような地区では、夜のライトトラップや朝晩の採集活動が盛んになるため、車を路肩に停めて短時間採集に訪れる人が多く見られます。

例えば高山市近郊で夏季に昆虫採集イベントが行われる際、旧道近くに車を停めて林縁で採集する個人の姿が確認されるケースがあります。

車内待機をしているのは、暗くなるのを待ってライトトラップや網を使って捕獲するためで、深夜から未明に活動する昆虫を狙っての行動と推察されます。

以上のことから、質問者様が目撃された光景は、観光ではなくおそらく「夏季の昆虫採集」を目的とした人々による行動と考えるのが妥当です。

山岳地帯での採集活動ですので、安全面や法令（採取禁止地域でないかなど）にも注意が必要ですが、その日に見られた“無人の車と網を持つ人影”の組み合わせは、まさに昆虫採集の典型的なパターンといえます。