中国では最近、2023年7月施行の強化された反スパイ法(中国反スパイ法/Counter‑Espionage Law)により、外国人旅行者でも「国家安全に関連する資料の取得や撮影」が違法とみなされる可能性があります。このため観光中にどこまで注意すれば良いのか、不安に感じる方も多いでしょう。本記事では、具体的なリスクと安全な行動のヒントを整理しています。
反スパイ法とはどんな法律か
この法律では「国家秘密や国家利益に関連する資料・データ・写真」の収集・提供がスパイ活動とされており、その範囲が極めて曖昧であることが指摘されています。([参照])
政府機関や軍事施設だけでなく、重要インフラや統計データなども対象範囲に含まれる可能性があります。([参照])
観光中の撮影で逮捕される可能性はあるか?
過去には外国人が軍事基地付近で写真撮影したことで逮捕された事例が報道されています。看板や施設を撮影しただけでも、当局が情報収集を疑えば捜査対象になる可能性があります。([参照])
普通の観光地や駅、空港での記念撮影で直ちに逮捕される例は非常に稀ですが、安全とは言い切れません。
安心して観光するための注意点
- 軍事施設や政府施設など、立入禁止エリアや撮影禁止エリアには近づかない。
- 公開エリアでも不自然に撮影を繰り返さない。
- 現地で安全ガイドや領事館の渡航注意情報を事前確認。
実例と統計情報を見るとどうか
2025年1月には浙江省の島で、外国人が軍事施設の近くで撮影していたとして逮捕された報道があります。([参照])
国外メディアや米国国務省も、中国では法律の解釈が恣意的であり、外国人に対する扱いが不透明だと注意喚起しています。([参照])
まとめ:普通の観光なら過度に心配する必要は薄いが慎重な行動が重要
- 一般的な観光地や駅、空港での記念撮影で逮捕されるのは極めて稀です。
- しかし、軍事施設や政府関連インフラ付近での撮影は、スパイ容疑につながるリスクがあります。
- 安全対策として、事前に現地の渡航情報や注意喚起を確認し、不明な場所での撮影は避けるようにしましょう。


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