引越しや結婚、離婚などで名前(特に苗字)が変わった直後の海外渡航では、航空券の名前とパスポートの表記が一致しているかどうかが極めて重要です。この記事では、苗字が異なるケースでも出国できるかどうか、事前に確認しておくべきポイントを詳しく解説します。
航空券とパスポートの名前が一致していることが原則
国際線の航空券では、原則として搭乗者の「パスポートに記載されている名前」と航空券に登録された名前が完全に一致している必要があります。
たとえ戸籍上の名前が変更された後でも、パスポートの名前と航空券が一致していれば基本的には問題ありません。
パスポートと学生証の名前が一致していれば搭乗可能なケースが多い
パスポートの苗字が旧姓のままで、航空券も旧姓、学生証も同じ名前という場合、名前の整合性が保たれていると見なされ、通常はチェックインや出国審査で問題になることは少ないです。
ただし、口頭での確認が必要な場面では念のため身分証や改姓に関する書類(戸籍謄本のコピーなど)を持参しておくと安心です。
航空会社によっては厳密な対応を求められることも
一部の航空会社では、チェックインカウンターで名前が正式書類と一致していない場合に搭乗拒否される可能性もあります。
不安な場合は、事前に航空会社のカスタマーサービスに連絡し、現在のパスポート名と航空券名の一致を確認しておきましょう。
苗字変更後の航空券予約は要注意
パスポートを旧姓のままにしている間は、航空券も旧姓で予約する必要があります。逆に、パスポートを変更して新姓にした場合は航空券も新姓で統一する必要があります。
「パスポートは旧姓・航空券は新姓」のように不一致があると、チェックイン時にトラブルになる恐れがあります。
事前に準備しておくと安心な書類
- 戸籍謄本(苗字の変更理由が分かるもの)
- 旧姓と新姓の両方が記載された身分証(学生証やマイナンバーカードなど)
- 航空会社とのメール・問い合わせ記録
これらを持っておくことで、イレギュラーな確認があった場合でもスムーズに対応しやすくなります。
まとめ:航空券とパスポートの名前が一致していれば基本的に出国可能
苗字の変更があった場合でも、パスポートと航空券の名前が一致していれば国際線に搭乗できるケースがほとんどです。
とはいえ、航空会社や入国審査官の判断次第で確認されることもあるため、念のため補足書類を準備し、事前確認しておくことをおすすめします。


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