列車に乗っていると、ふと気づく駅名の共通点。「大和路快速」が連続して「寺」のつく駅に停車したり、「スーパーカムイ」が「川」の駅名を繰り返したりと、偶然の一致とは思えない面白さがあります。この記事では、そんな「駅名に同じ漢字が連続して含まれる」路線・列車を集めて紹介します。
「寺」が続く:大和路快速(JR西日本)
まずは有名な例として、大和路快速(大阪〜奈良方面)があります。この列車は以下の駅に停車します。
- 天王寺
- 寺田町
- 東部市場前
- 平野
- 加美
- 久宝寺
- 八尾
- 志紀
- 柏原
ここで注目すべきは「寺田町」→「久宝寺」と、間に1駅挟むものの「寺」が続いて登場すること。関西圏の人にとっては「また“寺”か」と感じる面白さがあります。
「川」が続く:スーパーカムイ(北海道)
次に北海道の特急「スーパーカムイ」では、「川」の駅が連続します。例として、札幌から旭川方面に向かう場合。
- 滝川
- 深川
- 旭川
3駅連続で「川」が含まれる駅名になっており、北海道らしい地形を感じられる命名でもあります。
「山」が続く:中央本線の例
東京〜甲府方面に走る中央線(特急あずさ・かいじなど)では、以下のように「山」が連続する駅があります。
- 高尾
- 相模湖
- 藤野
- 上野原
- 四方津
- 梁川
- 鳥沢
- 猿橋
- 大月
- 勝沼ぶどう郷
- 塩山
- 山梨市
「塩山」「山梨市」と「山」が連続する地域で、特に甲府周辺は地名に“山”が多く含まれます。
「原」が続く:東海道線(関東圏)
東海道線の神奈川県区間では、「原」が含まれる駅名が続きます。
- 茅ヶ崎
- 平塚
- 大磯
- 二宮
- 国府津
- 鴨宮
- 小田原
- 早川
- 根府川
この区間は、「根府川」や「小田原」など、“原”ではないまでも語感に一定の連続性があり、駅名の響きにも統一感があるのが特徴です。
「駅名しりとり」的な一致も存在
連続した駅名に同じ漢字が含まれるパターンとは少し異なりますが、「前の駅名の一部が次の駅に含まれる」という“しりとり駅名”パターンも興味深い例です。
- 小手指 → 狭山ヶ丘 → 武蔵藤沢(西武池袋線)
- 上野 → 御徒町 → 秋葉原 → 神田(山手線)
言葉遊びのようなつながりを発見するのも、鉄道旅の楽しみの一つですね。
まとめ|駅名の共通漢字パターンは意外とある
このように、「寺」「川」「山」など同じ漢字が連続する駅名に停車する列車は、全国各地に存在します。路線ごとに地形や歴史的背景が反映されているため、駅名の傾向にも地域性が表れるのです。
普段何気なく乗っている列車でも、駅名を少し注意深く見るだけで、新しい視点や発見があります。次の乗車時には、ぜひ漢字の共通点を探してみてはいかがでしょうか?


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