温泉地の定番土産といえば「温泉まんじゅう」。全国各地で販売されている中でも、素材・製法・歴史にこだわった“超最高級”の逸品たちは、一線を画する味と存在感を放っています。この記事では、ただのお土産ではなく、贈答品や自分へのご褒美にもふさわしい超高級温泉まんじゅうを厳選してご紹介します。
温泉まんじゅうとは?その魅力と誕生の背景
温泉まんじゅうは、温泉地で販売されることからその名がついていますが、その起源は群馬県・伊香保温泉とされることが多く、黒糖を使った皮とこし餡が特徴です。蒸したての柔らかさと素朴な甘みが、旅の疲れを癒してくれます。
現代では、各地で進化系の高級温泉まんじゅうが登場しており、素材や技術にこだわった逸品は“和菓子の芸術”とも言えるレベルに達しています。
1. 湯畑草菴「湯けむりまんじゅう」(草津温泉)
価格帯:1個300円前後(高級和三盆使用)
草津温泉の中心地「湯畑」付近で販売されるこのまんじゅうは、黒糖の香りと和三盆の上品な甘さが特徴。通常の温泉まんじゅうよりも皮が薄く、餡がたっぷりで、職人の手包みによる一品です。
旅館やホテルでは贈答用の木箱入りセットも販売されており、おもてなしギフトとしても人気です。
2. 寿屋本店「御菓子司 寿屋の温泉まんじゅう」(伊香保温泉)
価格帯:1個350円(最高級丹波小豆使用)
温泉まんじゅう発祥の地として知られる伊香保温泉で、地元民や著名人からも愛され続ける老舗の逸品。皮には自家製の黒糖を使用し、餡には粒の揃った丹波産の特級小豆を使用。
特に「漆塗り箱入り」の贈答用パッケージは、1箱5,000円を超える高級仕様で、格式ある贈り物に最適です。
3. 湯之花堂本舗「特選 湯乃花まんじゅう」(箱根湯本)
価格帯:1個400円前後(抹茶・和三盆バージョンあり)
箱根の代表銘菓としても知られるこのまんじゅうは、ふわっとした皮と粒あんが絶妙。特選版では、抹茶や桜、栗を使った季節限定の高級ラインも展開されています。
予約制で提供される「上生まんじゅう」は、和菓子職人が一つ一つ手作業で仕上げており、まさに芸術品の域。
4. 三重の赤目温泉「赤目しぐれまんじゅう」(赤目四十八滝)
価格帯:1個500円(幻の備中白小豆使用)
希少価値の高い「備中白小豆」を使った餡が特徴で、上品な甘さと香りが楽しめます。皮は極限まで薄く、口に入れた瞬間に餡の旨味が広がる贅沢な構成です。
数量限定販売のため、現地や百貨店催事でしか手に入らないことも多い幻の逸品です。
5. 黒川温泉「いご坂まんじゅう」(熊本県)
価格帯:1個600円(国産和栗と地元米粉使用)
黒川温泉で販売されるこのプレミアムまんじゅうは、地元の米粉と手むき和栗を贅沢に使用。特に秋季限定の栗まんじゅうは、1日50個限定販売で、予約しないと買えないほど人気です。
パッケージも高級感があり、お茶会や贈り物にもぴったりです。
超高級温泉まんじゅうはどこで手に入る?
これらの高級温泉まんじゅうは、基本的に現地温泉地での販売が中心ですが、一部は公式通販や期間限定で百貨店催事などでも購入可能です。
たとえば、草津の湯けむりまんじゅうは公式オンラインショップで、箱根の湯乃花まんじゅうは湯之花堂本舗公式サイトで取り寄せが可能です。
まとめ:温泉まんじゅうは“贅沢な和菓子体験”へと進化している
かつては手軽なお土産として親しまれていた温泉まんじゅうも、今では素材や製法にこだわった“超高級”な逸品が数多く登場しています。それぞれが職人の技術と土地の恵みの融合によって生まれた特別な和菓子です。
旅先で出会うも良し、大切な人への贈り物として選ぶも良し。一度は味わいたい逸品ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。


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