イタリア3泊4日モデルコース徹底解説｜F1観戦と名所を巡る効率的旅程の組み方

限られた日数でイタリアを最大限楽しみたい方に向けて、F1観戦から世界遺産巡りまでを組み込んだ3〜4日間の効率的な旅程モデルを紹介します。主要都市を周遊しながらも無理のないスケジュール構成とするための工夫やポイントを、実例とともに詳しく解説します。

1日目：ミラノ到着とF1モンツァ観戦を両立するには

早朝のミラノ・マルペンサ空港着を想定し、ミラノ・セントラル駅からモンツァへの移動は電車で約30分とスムーズ。F1開催時期は混雑が予想されるため、事前に往復のチケットを予約しておくことが重要です。

観戦後は再びミラノ・セントラル駅へ戻り、夜行列車（Intercity Notteなど）でナポリ方面へ。寝台車を選ぶことで、移動と宿泊を兼ねて時間の節約ができます。

サレルノ到着後、アマルフィ海岸方面へはローカルバスやフェリーで移動可能。ただし本数が少ないため、時刻表の事前確認が必須です。天候や運休リスクも想定しておきましょう。

午後にはナポリへ移動して観光（ナポリ歴史地区やピッツァ発祥の地巡りなど）を楽しみ、夕方にローマ・テルミニ駅へ移動。Frecciarossa（高速鉄道）なら約1時間10分で到着可能です。テルミニ周辺の宿を予約しておくとスムーズです。

ローマからチヴィタ・ディ・バニョレージョへはオルヴィエート乗換を含め、片道約2〜2.5時間が目安です。絶景の「死にゆく町」として人気のスポットで、滞在は2〜3時間を目安にすると余裕が持てます。

その後ローマへ戻り、最終便で帰国するか、もう1泊して翌日の便で帰るプランを選択できます。フライト時間に余裕がある場合はその日の夜便も選択肢になります。

もう1日追加できる場合、アマルフィ海岸をじっくり楽しむためサレルノ泊がおすすめ。また、チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光の翌日にゆったりローマ市内観光を組み込むことで、文化・歴史を体感できる満足度の高い旅となります。

F1観戦と南北縦断観光を盛り込んだ3〜4日間の旅程は、決して不可能ではありません。事前の計画と時間の使い方次第で、短期間でもイタリアの魅力を最大限に味わえます。

移動に余裕を持ちつつ、行きたい場所を厳選することで、スピーディーながらも満足度の高い旅を実現できます。ぜひ無理のない範囲で、旅の計画を立ててみてください。