「鹿児島県志布志市志布志町志布志」は本当に日本一“連呼”される住所なのか?

国内

日本には、思わずクスッと笑ってしまうようなユニークな地名がいくつも存在します。その中でもとくに話題になるのが、鹿児島県にある「鹿児島県志布志市志布志町志布志」という住所。地名が繰り返されることで、“日本一連呼する住所”とも言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?この記事ではその謎に迫ります。

志布志(しぶし)とはどんな場所?

志布志市は鹿児島県の東部、太平洋に面した自然豊かなまちです。もともとは志布志町、有明町、松山町の3つが合併してできた市で、志布志町はその一部を構成しています。

志布志港をはじめとした港湾設備、観光名所としては志布志湾、ダグリ岬などがあり、農業や漁業も盛んな地域です。地名の由来は「シブ(水が湧く)」説や「シホ(潮)」からという説もあります。

住所が“志布志”だらけになる理由

「鹿児島県志布志市志布志町志布志」という住所は、都道府県+市+町+大字(おおあざ)名+字(あざ)名という5階層で構成されており、すべてが「志布志」という珍しいパターンになっています。

それぞれの行政単位が合併や整理の経緯を経てもなお「志布志」を維持しているため、このような“連呼”スタイルの住所が生まれたのです。

他にもある?連呼系のユニークな住所

実は「連呼系住所」は志布志市だけではありません。たとえば、

  • 北海道北見市北見町北見
  • 群馬県吾妻郡嬬恋村大字嬬恋
  • 三重県三重郡菰野町大字菰野

など、自治体と町名・大字が重なるパターンは全国に存在します。しかし、志布志市のように4回以上同じ文字が並ぶケースは極めて稀で、印象にも残りやすいのが特徴です。

実際に使われている?郵便や役所での実例

実在する住所であり、住民票や郵送物の宛先としても正式に使われています。実際に志布志市役所 志布志支所の住所も「鹿児島県志布志市志布志町志布志二丁目1番1号」となっており、“志布志連呼”が現実のものとして使用されています。

テレビ番組やインターネットでも頻繁に取り上げられ、観光の話題にもなっているため、市としてもある意味「PR資産」として活用しているようです。

まとめ:日本一連呼する住所は「志布志」かも

「鹿児島県志布志市志布志町志布志」は、全国でも屈指の“連呼系住所”であり、その名のとおり、4回の「志布志」が正式住所の中に登場する極めて珍しい事例です。

地名の歴史や住民の意識も関係しながら、長い間維持されてきた地名のひとつ。地元を知るきっかけとして、ユニークな地名に注目してみるのも面白いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました