神々のふるさとと称される出雲地方。11月の静かな季節に、出雲大社や美保神社、松江城などを巡るひとり旅は特別な時間になります。しかしながら、複数の空港があるため「どこイン・どこアウトにすれば効率よく巡れるか」で悩む人も多いはずです。この記事では、函館発の3泊4日または4泊5日旅を想定し、最も効率的な旅程と宿泊地の選び方を解説します。
旅程全体のポイントは「移動動線の最小化」
観光スポットの位置関係を見ると、出雲大社と美保神社は弓状に位置し、間に松江があります。よって、米子イン出雲アウト、またはその逆の「片道ルート」で周遊すると、移動時間を短縮しやすくなります。
また、出雲空港と米子空港はそれぞれJR松江駅を中心に1時間以内でアクセス可能。逆に、出雲→出雲のような「同一空港イン・アウト」だと、戻る時間が必要になり非効率です。
おすすめルート:米子イン→出雲アウト
初日午後に米子空港着なら、その日のうちに松江泊が可能。2日目に松江城や堀川巡り、美保神社を観光し、3日目に出雲市内へ移動、出雲大社と稲佐の浜を巡り、温泉地に泊まるという流れが効率的です。
以下は4泊5日でのモデル旅程です。
- 1日目:米子空港13:50着→松江駅へ(バスまたはJR)→松江泊
- 2日目:松江観光(松江城・堀川遊覧・美保神社)→松江泊
- 3日目:出雲へ移動→出雲大社・稲佐の浜→出雲温泉泊
- 4日目:ゆったり出雲散策(博物館・門前町)→出雲泊
- 5日目:出雲空港9:20発
宿泊地は「松江→出雲」の流れが最も無理がない
観光地が点在する中、交通の便が良いのは松江駅周辺と出雲市駅周辺です。特に松江駅前はバス・JR・観光ルートが充実しており、美保神社や松江城へのアクセスもスムーズ。
出雲では、出雲大社近辺や玉造温泉エリアも宿泊に人気がありますが、最終日の空港移動を考えると出雲市駅周辺が無難です。
公共交通でのアクセス情報まとめ
松江から美保神社へは一畑バスまたはタクシーでアクセス可能ですが、便が少ないため松江→境港→美保神社と移動するルートもあります。一方、松江から出雲へはJR特急「やくも」やバスで約1時間と非常に便利です。
出雲大社と稲佐の浜は徒歩圏内。JR出雲市駅からは一畑バスが頻発しており、旅行初心者にも優しいエリアです。
時間の余裕があるなら4泊5日がおすすめ
3泊4日でも観光は可能ですが、移動に時間が取られたり、ゆっくり参拝やグルメを楽しむ時間が減ってしまうリスクがあります。特に11月の島根は日の入りが早く、17時頃には暗くなるため、午後観光が制限されがちです。
4泊5日にすることで、日程に余裕を持ちつつ、出雲そばやしじみ料理などの地元グルメもゆっくり堪能できます。
まとめ:移動効率と宿泊地のバランスが旅の満足度を左右する
函館からの出雲地方ひとり旅では、米子イン→出雲アウトの片道ルートがもっともおすすめです。移動のムダを減らしつつ、松江・美保神社・出雲大社といった主要スポットを無理なく回ることができます。
時間に余裕があるなら4泊5日に設定し、観光と癒やしをバランスよく楽しんでください。


コメント