カナダへの渡航に必要なeTA(電子渡航認証)を申請したものの、確認メールやスクリーンショットを紛失してしまい、申請状況が確認できないというトラブルは意外と多く発生しています。この記事では、申請番号を忘れてしまった場合でも、自分のeTAステータスを確認する方法について、実例を交えながらわかりやすく解説します。
カナダeTAとは?基本を再確認しよう
eTA(Electronic Travel Authorization)とは、カナダに航空機で入国するビザ免除国籍の渡航者に対して必要な事前の電子認証です。日本国籍の場合、短期滞在であればeTAがあればビザなしで入国が可能です。
申請はカナダ政府の公式ウェブサイトから行い、通常数分〜72時間以内に結果が通知されます。通知は入力したメールアドレスに届きます。
確認メールや申請番号を紛失してしまったら
eTAの確認メールや申請番号を紛失しても、再申請する必要はありません。カナダ政府は、eTAの申請状況を「eTAのステータス確認ページ」から確認できる仕組みを提供しています。
こちらの公式ページから、申請時に入力した「パスポート情報」「申請時に入力したメールアドレス」「申請日のおおよその時期」がわかれば確認が可能です。
eTAのステータスを確認する手順
1. eTA申請状況確認ページへアクセスします。
2. 次の情報を入力します:
・パスポート番号
・パスポートを発行した国
・パスポートの発行日と有効期限
・申請時に使用したメールアドレス
3. 「申請のステータスを確認する」をクリックすると、eTAのステータスが表示されます。これで現在の有効性を確認できます。
入力情報を忘れた場合の対応
申請時に使用したメールアドレスすらわからない場合は、カナダ入国管理局(IRCC)に問い合わせを行う必要があります。その際はできるだけ多くの個人情報(パスポート番号、氏名、生年月日、渡航予定日など)を添えて説明しましょう。
IRCCへの問い合わせは以下のリンクから可能です(英語):
IRCC Web Form
再申請は可能?二重申請になる?
eTAの再申請は可能ですが、同じパスポートに対して有効なeTAが既に存在する場合、新しい申請は上書きされます。費用(7カナダドル)が再度必要になります。
そのため、申請状況が不明な場合は、できる限り上記の方法でステータスを確認してから再申請を検討しましょう。
申請情報は今後どう管理すべき?
eTAの申請完了時に届くメールは、PDF保存やスクリーンショットを撮ってクラウドやスマホに保存しておくと安心です。また、パスポートの更新があるとeTAは無効になるので注意しましょう。
GoogleドライブやiCloudのようなオンラインストレージに保存するのがおすすめです。次回の渡航時にもすぐに確認できるようにしておくと、トラブルを回避できます。
まとめ:eTAの確認情報を失っても慌てずに
eTAの申請確認メールや番号を失ってしまっても、パスポート情報とメールアドレスがわかれば問題なくステータスの確認が可能です。まずは公式のeTAステータス確認ページからチェックし、必要に応じてIRCCへの問い合わせや再申請を行いましょう。
大切な旅行の準備、eTAの確認は余裕を持って行いましょう。


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