日本とイギリスの二重国籍を持ち、16歳で一度だけ日本のパスポートを取得した経験がある方が、再度日本旅券を申請したいというケースは少なくありません。本記事では、初めて申請する場合・期限切れや更新する場合の違いを整理し、申請に必要な書類や手続きをわかりやすく解説します。
新規申請と切替申請の違い
日本のパスポートを初めて申請する方や、有効期限が切れたパスポートしか持っていない方は新規申請になります。これは戸籍謄本や写真、身分証明書の提出が必要です。一方、期限切れでも以前のパスポートがある場合は切替申請扱いとなります。
たとえば、0歳時に作りその後一度も更新していない場合、初回と同じ扱いで新規申請となります。([参照]外務省案内) :contentReference[oaicite:0]{index=0}
申請に必要な書類一覧
- 一般旅券発給申請書(5年用/16歳未満は5年用)
- 戸籍謄本(発行6か月以内の原本)
- 顔写真(縦45×横35mm・無背景・6か月以内)
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 以前取得した期限切れパスポート(あれば)
16歳未満の方は5年パスポートとなり、未成年者の申請として保護者同意が求められる点にも注意が必要です。([参照]都道府県案内) :contentReference[oaicite:1]{index=1}
オンライン申請も可能に!便利な方法
2025年3月から、マイナポータルを使ったオンライン申請が全国で可能になりました。ただし、受け取りは窓口での予約が必要です。申請後に必要書類の補正依頼が届くこともあるので注意が必要です。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
日英二重国籍の場合の注意事項
日本の国籍法では22歳までに国籍を選択する義務があり、イギリスと日本の二重国籍を持つ場合、どちらを選ぶか判断する必要があります。日本のパスポート申請をする際は、日本国籍を保持していることが前提となります。([参照]国籍法) :contentReference[oaicite:3]{index=3}
英国政府は二重国籍を認めており、英国パスポートも将来申請可能ですが、日本側に届け出が必要となる場合があります。([参照]二重国籍関連) :contentReference[oaicite:4]{index=4}
申請から受け取りまでの流れ(実例付き)
まずは申請窓口またはオンラインで申請書を提出します。申請後に1週間〜10日程度で交付予約の連絡が来ることが多く、必要書類とともに窓口へ行きます。
受け取り時には申請書控や本人確認書類を持参し、受領手続きを行います。以前の旅券を返納する場合もあります。
まとめ:計画的に準備を進めよう
今回16歳でようやく日本旅券を再取得したい方は、5年用申請で新規扱いになる可能性が高く、戸籍謄本や写真などの準備が不可欠です。
オンライン申請も可能なので、早めにマイナポータルを確認し、保護者と共に申請を進めるとスムーズです。二重国籍の扱いや今後の国籍選択についても、必要に応じて自治体窓口や専門家に相談することをおすすめします。


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