LCC航空券をキャンセルしたらどれくらい手数料が引かれる?主要各社のキャンセルポリシーまとめ

飛行機、空港

LCC(格安航空会社)の航空券をキャンセルすると、思ったよりも払い戻しが少ないと感じることがあります。それは手数料の有無やキャンセルポリシーによるものです。本記事ではLCC各社のキャンセル・払い戻しに関する実例をもとに、手数料がいくら引かれるのかをわかりやすく解説します。

LCC航空券は基本的に払い戻し不可?

LCCの多くは、最安値運賃でのキャンセル・払い戻し不可を原則としています。例えば、ピーチやジェットスター、バニラエア(旧社)などのベーシック運賃では、キャンセルしても航空券代金の返金はありません。

ただし、航空券の運賃種別によっては、手数料を差し引いた上で払い戻しが可能な場合もあります。

主要LCC各社のキャンセル手数料の一例

以下は2025年時点の情報を基にした、代表的なLCCのキャンセル手数料例です(あくまで参考としてご覧ください)。

LCC名 運賃種別 キャンセル可否 手数料
ピーチ プライムピーチ 取消手数料+払戻手数料1,100円
ジェットスター フレックスBiz 取消手数料3,000円前後
スプリング・ジャパン スプリングプラス 取消手数料+払戻手数料1,100円
ZIPAIR Standard 取消料6,000円(路線により変動)

※航空会社や時期、購入経路によって異なる場合があるため、予約時の詳細確認が必要です。

払い戻し対象は「航空券代」だけではない

払い戻し時に勘違いしやすいのが、手数料が引かれる対象です。払い戻し可能な金額は、航空券代からキャンセル料や事務手数料を引いたものに加え、空港使用料など一部諸費用も返金対象になる場合があります。

逆に、座席指定や受託手荷物オプションの代金は、原則として返金不可な場合が多いので注意が必要です。

キャンセル以外の選択肢:バウチャー・日程変更

最近では、払い戻しの代わりに「バウチャー(航空会社で使える金券)」として受け取る制度も広がっています。これにより、キャンセル手数料がかからず100%近くの金額をバウチャーで受け取れるケースも。

また、日程変更ができる運賃タイプを選んでおけば、手数料のみで旅行日をずらすことも可能です。急な予定変更にはこちらのほうが柔軟です。

キャンセル料の計算例

例えば、ピーチのプライムピーチで12,000円の航空券を購入し、出発3日前にキャンセルした場合。

  • 取消手数料:3,000円
  • 払戻手数料:1,100円
  • 返金額:12,000円 – 4,100円 = 7,900円

このように、実際の返金額は大きく目減りすることがあります。

まとめ:キャンセル前に必ず規約確認を

LCCは価格の安さが魅力ですが、その反面キャンセル時の柔軟性は限定的です。特に最安値運賃ではキャンセル不可が基本となっており、払い戻しを期待して購入すると損をする可能性も。

旅行計画が不確定な場合は、キャンセル可能な上位運賃を選ぶか、バウチャー制度のあるLCCを検討するのがおすすめです。予約時に各社の公式サイトの利用規約を必ず確認しましょう。

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