1,000,000,000,000,000,000,000,000円(1無量大数円)があれば日本の一都市を「買える」のか、そんな突拍子もない問いをきっかけに、地方自治体の財政や土地価格の実情を紐解いてみましょう。
鹿児島県鹿屋市の基本情報と財政スケール
鹿児島県鹿屋市は人口約10万人を抱える中核都市の一つ。鹿児島県大隅半島の中心に位置し、農業や畜産業、海上自衛隊基地などで知られています。
市の年間予算規模は2024年度で約740億円。全体的な資産価値(市有地、施設、インフラ等)を合わせても兆単位には届かず、ざっくりと数千億〜1兆円程度と考えられます。
仮に「買う」としたら何が買えるのか
当然ですが、地方自治体は法人や不動産のように売買の対象ではありません。しかし、仮に財政的な価値という意味で換算した場合、以下のような「要素」を金額に置き換えて考えることは可能です。
- 市有施設・インフラ:数百億円〜
- 全戸数の不動産資産:数千億円〜
- 地価総額(住宅・農地・商業地):数千億〜1兆円未満
これらを合算しても、せいぜい1兆円規模が「鹿屋市を構成する価値」の大まかな上限と見られます。
1000000000000000000000000円のスケール感
1無量大数円は、ざっくり1兆の21乗。日本の国家予算(2024年:約114兆円)の約10京倍、地球の全GDP(約1京円)をも超える超巨大数です。
この金額がもし現実に存在すれば、全世界の全都市を買収してもまだ余るレベルの資産規模となります。鹿屋市どころか、日本国全体すら“お釣り付き”で収まります。
実際には地方自治体を「買う」ことはできない
法的にも倫理的にも、自治体は民主的に運営される公共体であり、「所有物」ではありません。土地や不動産は買えたとしても、「市そのもの」を買うという行為は不可能です。
たとえば、市内の土地すべてを購入し、政治的に大きな影響を持ったとしても、それは自治体運営とは別の話です。
例:市全体の土地を買い占めるとどうなる?
仮に鹿屋市の土地(約448km²)をすべて購入するとしましょう。市街地の平均地価を1万円/m²、郊外や山林を含め平均1,000円/m²としたとき、総額でも数千億円前後と見積もられます。
つまり、不動産市場における全買収が仮に可能だとしても、それでもあなたの1無量大数円は99.999…%残ることになります。
まとめ:冗談のような質問が浮き彫りにする現実の価値
「1000000000000000000000000円あれば鹿屋市を買えるか?」という問いは現実的ではないにせよ、地方自治体の資産規模、土地価格、財政スケールを理解するうえで非常に興味深いテーマです。
日本の都市は売り買いの対象ではありませんが、その「価値」を数字で測る試みは、地域経済や都市政策を考えるうえでも有益です。


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