香川県から群馬県へ普通車で瀬戸大橋経由で走ると、距離は約760 kmでETC料金は約12,950 円ですが、愛媛県から福島県へは約1,100 kmでもETC料金は約16,300 円ほどです。この差はなぜ起きるのでしょうか?
主な要因①:通る区間の料金単価と経路構成の違い
香川→群馬ルートでは、名神・新名神・東名阪・伊勢湾岸・新東名・東北道など、多くの高額区間を通過します。各高速の料金単価や合算距離が高くなり、料金が跳ね上がっているのです。
一方、愛媛→福島ルートはしまなみ海道→山陽道→中国道→磐越道→東北道と進み、逆に比較的割安な区間や距離が短い割引区間が多いので、氏名では高距離でも単価が低くなる傾向があります。
主な要因②:使用する橋や道路の通行料金体系の違い
瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)は渡橋料金が一定で、距離に比例しない部分もありますが香川→群馬ではその上に多数の高速を重ねるため全体には高額に。
愛媛側からのルートでは、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)や松山道・高松道など、比較的低廉な区間が含まれており、距離のわりに料金が抑えられます。
実例比較:ETC料金の数値で見る差
香川県 坂出北IC → 群馬県 高崎IC:距離約759.7 km、ETC料金約12,950 円(普通車) :contentReference[oaicite:0]{index=0}
愛媛県 今治北IC → 福島西IC:約1,100 kmでETC料金約16,300 円(普通車) :contentReference[oaicite:1]{index=1}
補足:ETC割引や深夜・休日割引の適用範囲
両ルートとも平日ETC料金の参考値で比較していますが、深夜割引(0–4時30%OFF)や休日割引が利用できる場合にはさらに料金差が縮まる可能性もあります。ただ、地域や期間によって割引対象外の日(GW・お盆など)もあるので注意が必要です。
瀬戸大橋やしまなみ海道などでは常時割引適用されるケースもあるため、割引条件を確認しましょう。
まとめ
距離が短くても、香川県から群馬県へ行くルートは通過する高速道路区間が多く、高単価な高速を経由するため結果的に料金が高くなります。逆に愛媛→福島では距離が長くても比較的割安区間が多いため、総額では逆転するケースがあります。
高速道路料金は距離だけでなく、通過する道路の種類・単価・割引条件など複合的に影響します。ルート比較の際は、距離に加えて実際の経路構成や割引適用の有無まで含めて検討することがカギです。


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