ソニーバンクウォレットは台湾・オーストラリア旅行でどう使う?事前の外貨購入の必要性を解説

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ソニーバンクウォレットは海外旅行時に便利な多通貨対応のデビットカードです。円をはじめ、米ドル、豪ドル、ユーロなど複数の外貨口座を持ち、海外でもスムーズに決済が可能です。しかし、「渡航前に外貨を買っておくべきか?」という点で迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、台湾とオーストラリアを例に、事前の外貨購入が必要かどうかや、それぞれの活用方法について解説します。

ソニーバンクウォレットの基本的な仕組み

ソニーバンクウォレットはソニー銀行が提供するVisaデビット機能付きキャッシュカードで、最大11通貨に対応しています。海外のVisa加盟店での利用時には、優先通貨口座(外貨)に残高があればそこから引き落とされ、なければ円から自動換算されて決済される仕組みです。

つまり、事前に外貨を買っておけば、その通貨で直接支払いができ、為替手数料を節約できるというメリットがあります。一方、外貨を持たずに渡航した場合でも、円からの自動換算で支払いができるため、利便性は損なわれません。

台湾旅行での利用:米ドル購入の必要性は?

台湾では台湾ドル(TWD)が現地通貨ですが、ソニーバンクウォレットにはTWDの口座は存在しません。そのため、米ドルを事前に買っておく必要は基本的にありません。現地でのカード決済時には、円口座からTWDへのVisaレートで自動換算されます。

ただし、米ドルでの支払いが可能な一部ホテルやオンラインサービス(例:国際ホテル予約サイト)では、米ドル口座を事前にチャージしておくことで、為替変動リスクを回避できる可能性があります。これは台湾に限らず、米ドル建て決済が選択肢にある場合に有効な活用法です。

オーストラリアでは豪ドルを買っておくべき?

オーストラリアでは現地通貨がオーストラリアドル(AUD)であり、ソニーバンクウォレットでは豪ドル口座が用意されています。そのため、円高のタイミングであらかじめ豪ドルを買っておくのがおすすめです。

例えば、1AUD=95円のときに豪ドルを購入しておけば、現地での支払い時に為替手数料を抑えられます。逆に現地で使う都度円から豪ドルに換算される場合、レートが不利だと結果的に高くつくことがあります。

為替手数料や決済通貨の確認方法

ソニーバンクウォレットでの為替手数料は通貨ごとに異なりますが、おおむね1.5〜2.0%程度(円から外貨の場合)です。一方、外貨口座に残高がある場合はその通貨で直接決済されるため、為替手数料は発生しません

使用前に「優先通貨設定」をソニー銀行のアプリまたはマイページで設定しておくことで、希望の通貨で決済されるようにできます。また、利用明細はアプリ上で即時に確認できるため、安心して使えるのも魅力です。

実際の使い方の流れ

出発前に外貨を買っておく手順は以下の通りです。

  • ソニー銀行アプリにログイン
  • 「外貨取引」メニューから希望通貨を選択
  • レートを確認し、購入金額を指定
  • 口座間振替で外貨口座へ移動

その後、「ソニーバンクウォレット」設定画面で、優先通貨に設定すれば完了です。

まとめ:通貨によって使い方を変えよう

台湾ではTWD口座がないため、基本的には円での自動換算利用でOKです。米ドルを事前に購入する必要はなく、限定的なケース(米ドル建て決済時)のみに有効です。一方、オーストラリアでは豪ドル口座があるため、事前に外貨を購入しておくことで手数料やレートの面でメリットが大きくなります。

渡航前には渡航先での決済通貨と、ソニーバンクウォレットで対応している外貨口座を確認し、よりお得に活用して旅を楽しみましょう。

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