新千歳空港から旭川までの乗車券で札幌に途中下車できる?JRルールと回避策を解説

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北海道旅行で「新千歳空港→旭川」間をJRで移動する際に、札幌で途中下車できるのか気になる方は多いはず。本記事では、乗車券のルールと現実的な回避策を具体的に紹介します。

基本ルール:途中下車できるかどうかのポイント

JRのきっぷで途中下車できるのは、「片道の営業キロが101km以上」の場合に限られます。新千歳空港〜旭川間は約170kmあるため、この条件は満たしています

しかし、問題は経路。新千歳空港→旭川の最短経路は、札幌を経由せず「千歳線→函館本線→滝川→旭川」のルートで計算されます。この場合、札幌は“最短経路上ではない”ため、途中下車はできません。

札幌経由ルートにする方法と注意点

札幌に立ち寄りたい場合は、「札幌経由」と明示したきっぷを購入する必要があります。これは「遠回り経路(特定経路)」として認められており、[参照]にも記載されています。

そのため、みどりの窓口や券売機で「札幌経由」と指定すれば、札幌を途中下車地に含めた正規のきっぷが発行され、札幌で一時下車が可能になります。

連続乗車券を使うという選択肢

札幌で確実に途中下車したい場合は、「新千歳空港→札幌」「札幌→旭川」の2枚の連続乗車券として購入する方法も有効です。連続乗車券とは、行程を2つ以上の券で分けて購入することで、区間ごとに途中下車が可能になります。

この方法なら札幌で一旦改札を出ても問題なく、時間を気にせず観光が可能です。
料金差は数百円程度で済む場合が多く、自由度が高まります。

実例:札幌立ち寄りルートで旅行したケース

例:観光客Aさんは、新千歳空港到着後に札幌でランチとお土産購入をしたかったため、「新千歳→札幌」「札幌→旭川」の2区間で別々に購入。札幌で3時間過ごしてから再乗車。

例:観光客Bさんは、みどりの窓口で「札幌経由で旭川まで」と伝えて購入し、途中下車の記録スタンプをもらって札幌を観光後に再乗車。

購入時のポイントと注意点

  • 券売機での購入では「経由指定」ができない場合があるため、みどりの窓口で相談がおすすめ。
  • 特急券は途中下車できないため、特急を使う場合は「乗り継ぎ券」を別途購入するなど工夫が必要。
  • JR北海道の公式サイトや時刻表アプリで、経路ごとの運賃やルート確認をしておくと安心です。

まとめ

結論:新千歳空港→旭川の通常きっぷでは、札幌は最短経路に含まれないため途中下車はできません。ただし「札幌経由」と指定するか、「連続乗車券」で2区間に分けて買えば、札幌での途中下車は可能です。

札幌で観光や休憩をしたい場合は、事前に券の買い方を工夫することでスムーズに旅が楽しめます。

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