遠方の目的地に短時間でたどり着きたい――そんな願望から「マッハ3以上で移動できる乗り物が日本にあるのか?」という疑問を抱く人も少なくありません。本記事では、マッハ3に匹敵する速度を持つ乗り物の現状と、日本国内での高速移動手段の可能性を詳しく解説します。
マッハ3とはどれくらいのスピード?
まず、マッハ3とは音速の3倍、すなわち約3,675km/hに相当します(高度や大気条件によって変動)。この速度は、通常の航空機や新幹線の比ではない超音速域に分類されます。
参考までに、日本の新幹線(N700S)の営業最高速度は約300km/hであり、マッハ3の約1/12程度の速度に過ぎません。
マッハ3を超える乗り物はあるのか
マッハ3を超えた実績がある乗り物としては、アメリカの偵察機SR-71「ブラックバード」(最高速度:マッハ3.3)やロシアのMiG-25戦闘機(マッハ2.8~3.2程度)があります。ただし、これらはいずれも軍事用であり、一般人が利用できるものではありません。
また、民間旅客機として開発が進められたコンコルドはマッハ2.0まででしたが、こちらもすでに運航を終了しています。
日本国内で利用可能な最速の移動手段
日本国内で誰もが利用できる最速の移動手段は現在のところ、新幹線(最高300km/h)と一部の国内線ジェット機(巡航速度800~900km/h程度)です。
また、リニア中央新幹線(開業予定:2030年代初頭)は試験時に最高603km/hを記録しており、営業運転でも500km/hに迫る見込みですが、それでもマッハ3には遠く及びません。
マッハ3級を目指す未来の技術
近年ではアメリカを中心に「ハイパーループ」や「超音速民間旅客機(Boom社など)」の研究開発が進んでいます。これらの構想は理論上マッハ1~2.5程度の速度に達する可能性がありますが、2025年現在、日本での実用化や導入予定は発表されていません。
つまり、現状の日本では「マッハ3で移動できる」乗り物は存在せず、しばらくは夢のまた夢という段階です。
現実的な代替案:移動時間を圧縮する方法
どうしても遠方の店や目的地に行く必要がある場合は、以下のような手段で現実的な時間短縮を目指しましょう。
- 特急列車+在来線の組み合わせで効率的なルートを選ぶ
- 早朝または深夜の航空便を活用する
- あらかじめ目的地付近に宿泊し、仕事後に移動しなくて済むようにする
たとえば、大阪から東京までの新幹線は最速で約2時間30分、飛行機なら約1時間のフライトで移動可能です。
まとめ|現実と夢を見極めて最適な移動手段を
マッハ3という超音速での移動は現在の日本においては利用できない非現実的な手段です。ですが、新幹線・航空機・今後のリニアなどを活用すれば、多くのケースで実用的な時間短縮は可能です。
今後の技術革新に期待しつつ、今選べる最速ルートを賢く使うことが現実的な選択肢となるでしょう。


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