1970年に開催された大阪万博と2025年の大阪・関西万博は、ともに日本で行われた世界博覧会ですが、その規模や来場者数、予算は大きく異なります。本記事では両者を比較し、どちらがより大規模だったのかを整理してご紹介します。
1970年大阪万博の概要
1970年の大阪万博(Expo ’70)は3月から9月までの183日間で開催され、総来場者数は64,218,770人に上りました:contentReference[oaicite:0]{index=0}。来場者数は当時の記録であり、上海万博の2010年まで世界最多でした。
開催面積は約330ヘクタール、参加国・地域は78か国と4国際機関におよび、巨大な「シンボルゾーン」などの建造物も話題となりました:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
2025年大阪・関西万博の概要
2025年の万博は大阪・舞洲の夢洲を会場に2025年4月13日から10月13日までの約6カ月間開催予定で、来場者は約28 million人と見込まれています:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
予算は当初1250億円程度、しかし膨らんで総額約2350億円に達しました:contentReference[oaicite:3]{index=3}。経済効果を含め関連支出は最大で1兆円に達するという試算もあります:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
来場者数の比較
| 万博 | 開催期間 | 来場者数 |
|---|---|---|
| 1970年 | 6カ月(183日) | 約64.2 million人 |
| 2025年 | 約6カ月 | 約28 million人(予定) |
比較すると、1970年の大阪万博は来場者数で2025年を大きく上回っています。
予算と費用の比較
1970年当時の総建設費や運営費の正確な額は不明ですが、ニューヨーカー誌では開発に2.5 billionドル(当時)とされ、1970年代の巨大な国家プロジェクトでした:contentReference[oaicite:5]{index=5}。
一方2025年は約2350億円(約1.64 billion USD)まで増大し、安全対策、警備費、会場整備費用が増加しました:contentReference[oaicite:6]{index=6}。
展示規模・参加国数の比較
1970年の参加国は78か国+4国際機関でしたが、2025年は約160~180か国・地域が参加し、パビリオン数も80前後と報道されています:contentReference[oaicite:7]{index=7}。
まとめ:どちらが規模が大きいのか?
来場者数では1970年に軍配が上がり、経済的規模や展示参加では2025年も非常に大きな規模ですが、数字上は1970年のほうが“より多くの人を動員した万博”です。
2025年は予算規模や国際参加数で過去最大級ではあるものの、来場者数では1970年に及びません。目的や焦点をどこに置くかで「どちらが大きい」と感じるかが変わります。


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