フィリピンの13A婚姻永住ビザを保持している方が、一時帰国などでフィリピンを出国する際、「ACR‑Iカードの有効期限が残っていても無効になるのか?」という不安を持つケースがあります。この記事では、ACR‑Iカードの効力と渡航・再入国時の注意点を整理して解説します。
ACR‑Iカードの基本的な有効性とは?
ACR‑Iカード(外国人登録証)は、フィリピン滞在が50日以上となった外国人に発行され、通常発行日から1年間有効です。13A永住ビザを持つ場合は、5年有効のACR‑Iカードが発行されるケースもありますが、いずれも有効期限内であれば再入国の際に使えます。
出国してもカードが即座に無効になるわけではなく、有効期限が切れていなければ、再入国時に問題なく使用できるケースがほとんどです。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
出国時にACR‑Iカードが無効になるという情報の真偽
一部ネット上では「1年有効のACR‑Iカードは、一時出国で無効になる」との情報がありますが、これは誤解である可能性が高いです。実際の利用者報告では、有効期限内のカードを保持したまま出国・再入国できたケースが確認されています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
13A永住ビザ保持者向けの特別な取り扱い
13A婚姻永住ビザを持つ外国人については、将来的に5年有効のACR‑Iカードが発行されることもあります。これも期限内であれば、出国・再入国において継続的に有効です。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
出国・再入国時に気をつけたいポイント
- パスポートとACR‑Iカードの両方の有効期限を必ず確認する
- 再入国前にBI(移民局)または航空会社へ問い合わせて最新の取り扱い情報を確認
- カードに記されているビザのステータス(例:13A実装日)との整合性を確認する
これにより、不測のトラブルを事前に回避できます。
万一出国後にカードが無効扱いとなった場合の対応
もしACR‑Iカードが無効とみなされた場合、以下のような対処が可能です。
- BI窓口でカードの再発行・更新手続き
- 緊急帰国フライト前に、移民局または領事館に問い合わせて確認
ただし、新規発行には時間と費用がかかるケースもあるため、早めの対応が望ましいです。
まとめ:有効期限内なら原則有効、出国で即時失効はしない
13Aビザ保持者のACR‑Iカードは、たとえ一時出国しても、有効期限内であれば基本的に効力を維持します。出国時点で無効になるわけではありません。
ただし、規則や運用が変更される可能性もあるため、出国前にはBI/航空会社に確認し、万全な体制で渡航に臨むことをおすすめします。


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