地図記号は、地形や施設の特徴を簡潔に伝えるために用いられています。特に地形を示す記号の中には一見わかりにくいものもあります。その中でも「ー・」という形の記号は、多くの人が疑問に思いやすい記号のひとつです。本記事では、その意味や読み解き方、実際の使われ方まで詳しく解説します。
「ー・」の地図記号は何を表す?
「ー・」という形の記号は、国土地理院が定める地図記号で「小凹地(しょうおうち)」を意味しています。これは、周囲よりわずかに低くなった地形を表す記号です。特に等高線では表現しきれない小さな凹みを明示するために使われます。
小凹地は、雨水がたまりやすい場所やくぼ地、または小規模な盆地などを指すことがあります。農業地域では水はけの関係で重要視されることもあり、防災上も注意すべき場所として活用されます。
地図記号「小凹地」の具体的な形状と見方
「ー・」は短い横線のすぐ右に小さな点が打たれた形になっており、方向を持たないシンプルな構造です。記号自体が特定の方角を意味するわけではありませんが、記号が置かれている場所の周囲に注目することで、地形全体の読み取りが可能になります。
例えば、丘陵地や山地の中でこの記号を見つけた場合、その周囲は相対的に高くなっており、記号のある場所はくぼ地になっていることが推測できます。
なぜ小凹地が地図上に記されるのか
等高線では描ききれない細かい地形の変化を補足するのが、地図記号の役割のひとつです。小凹地もその例で、水の流れやたまりやすさ、地形の安全性などに関する情報を補完しています。
登山やハイキングの際は、小凹地の存在が危険箇所の目安になることもあるため、地図を読む上で知っておくと非常に便利です。また、災害時の避難場所選定や、防災計画の策定にも役立つ情報となります。
似たような地図記号との違いに注意
地図には他にも「・ー・」や「・|・」などの形状の記号がありますが、それぞれ意味が異なります。「ー・」は小凹地、「・ー・」は墓地、「・|・」は送電線など、形は似ていても意味がまったく異なるので注意が必要です。
特にテストや地理学習の際には混同しやすいため、形と意味をセットで覚えておくことをおすすめします。
小凹地の実例と活用方法
例えば、農村部や台地上の土地では、地図に小凹地の記号が点在していることがあります。これは自然にできたものだけでなく、人の手で作られた排水用の浅いくぼみも含まれています。
また、都市周辺の自然公園や森林の地形図にも登場し、山地の地形を把握する手がかりになります。地図記号を読み解く力があれば、より安全で効率的な行動計画が立てられます。
まとめ
「ー・」という地図記号は、小凹地を表しており、地形のわずかな凹みを示すために使われます。等高線だけでは読み取れない地形情報を補完し、登山や防災、農業など多くの場面で活用されます。
見慣れない記号でも、意味を知っておくことで地図の理解度がぐんと高まります。ぜひ身の回りの地図でも探してみてください。


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