お子さんの名前のローマ字表記が「YU」なのに「YUU」でマイナンバーカードを申請してしまった場合、パスポート作成に影響が出るのか心配になりますよね。本記事では、マイナンバーカードとパスポートのローマ字表記の扱いの違いや、申請時の注意点、表記ミスがあった場合の対処法まで解説します。
パスポートにマイナンバーカードは必要?
まず大前提として、パスポート申請にマイナンバーカードは必須ではありません。本人確認書類として使えるものの、住民票や戸籍謄本(子どもの場合)などが基本的な書類となります。
つまり、マイナンバーカードのローマ字表記が間違っていたとしても、それだけを理由にパスポートが作れないということはありません。
パスポートのローマ字表記はどこから決まる?
パスポートに記載されるローマ字表記は、戸籍の「ふりがな」をもとに職員がローマ字表記を作成します。これは「ヘボン式ローマ字」が基本となっており、「ゆう」は通常「YU」とされます。
ただし、希望があれば「YUU」などの代替表記を申請時に申し出ることも可能ですが、旅券事務所の判断によります。
マイナンバーカードとパスポートのローマ字が違っても問題ない?
はい、マイナンバーカードとパスポートでローマ字表記が異なっていても問題ありません。パスポートは戸籍に基づいて発行されるものであり、マイナンバーカードのローマ字は本人が申請時に自由に設定できるため、統一されていないケースもあります。
特に海外の役所や航空会社などが確認するのはパスポート表記ですので、むしろパスポートのローマ字のほうが重要です。
ローマ字の表記ミスに気づいた場合の対処法
マイナンバーカードの表記を直したい場合は、役所で再交付の申請が必要になります。理由が明確であれば手数料無料で修正できる場合もあります。
一方、パスポート申請時に「YUU」→「YU」などの訂正を希望する場合は、申請時にカウンターでローマ字の希望表記を伝えることで対応してくれることがあります。
実例で見るよくある表記ゆれ
実例1:「しゅうと」という名前 → パスポート表記は「SHUTO」。でもマイナンバーでは「SYUUTO」で登録されていた。
実例2:「りゅうた」→ パスポートでは「RYUTA」だが、マイナンバーでは「RYUUTA」。どちらも発行されるが、海外用にはパスポートが優先される。
こうした揺れは、読み重視で入力した場合に起きやすく、混乱の元にもなるため統一するに越したことはありません。
まとめ
マイナンバーカードとパスポートでローマ字表記が違っていても、パスポート作成に支障はありません。パスポートは戸籍に基づいたローマ字を使うため、マイナンバーの表記ゆれとは無関係です。気になる方は役所で訂正申請が可能ですので、早めに対処すると安心です。
なお、重要書類の表記は今後のためにも極力統一しておくと便利です。

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