韓国で働くための就労ビザの一つに特定活動ビザ(E-7)があります。E-7ビザは、特定の職業に従事するためのビザで、申請には一定の学歴と職歴が求められます。しかし、その条件については、具体的にどのような職歴が認められるのかが不明確なことがあります。この記事では、E-7ビザの申請条件について、特に学歴と職歴に関する疑問を解決します。
特定活動ビザ(E-7)の申請条件
韓国の特定活動ビザ(E-7)を取得するためには、申請者が就こうとする職種に関連する学士学位を取得し、さらにその学位に関連した職業での1年以上の経歴が求められます。この条件に関して、よくある疑問が「職歴はどのように計算されるのか?」という点です。
特に、学位取得後の職歴が重要とされています。学位を取得した後、その学位と関連した職業に従事していなければならないという制約があります。
① 大学を卒業して、学部に関する職種での経歴が必要か?
特定活動ビザ(E-7)の申請において、学士学位が取得された学部に関連する職業での1年以上の経歴が求められます。この条件は、大学を卒業してから、その学部に関連した職業に従事していることを意味します。つまり、例えば情報工学を学んだ場合、IT関連の職業に従事していれば、E-7ビザの申請が可能です。
この場合、学位取得後の職歴が1年以上必要ですので、学部に関連しない職業で働いている場合は認められません。
② 大学卒業後、韓国で就職する職種に従事している場合の職歴
一方、大学を卒業してから韓国で働く場合、学位とは関係なく、申請しようとする職種に1年以上従事していればE-7ビザの申請が可能です。ただし、その場合でも、韓国での就職先の職務内容が申請する職種に関連している必要があります。
例えば、韓国で建築業に従事したい場合、学位が土木学科であれば職歴が認められますが、全く別の分野で働いていた場合、E-7ビザを取得するのは難しくなります。
学部と関連のない職種で働いていた場合、ビザは取得できるか?
現在、学部とは異なる職種に就いている場合、その職歴がE-7ビザの取得に影響することがあります。韓国の特定活動ビザの申請では、学位と関連する職種で1年以上の実務経験が必要ですが、学位と関連のない分野で働いていた場合、その経験が認められるかどうかは、申請する職種や具体的な経歴によって異なることがあります。
そのため、学位と関連のない職業に就いている場合でも、申請職種の要件に合致すれば、ビザを取得できる可能性もありますが、その判断にはケースバイケースでの審査が行われるため、申請前にしっかりと確認することが重要です。
まとめ
韓国の特定活動ビザ(E-7)を申請するためには、学位と関連した職業での1年以上の経歴が必要です。大学を卒業後に学位と関連した職業に就いていれば問題ありませんが、学部とは関係のない職種で働いている場合は、その職歴が認められるかどうかは申請する職種に関連しているかに依存します。
ビザの申請前に、必要な条件や職歴の要件について十分に確認し、申請する職種と関連性のある経歴を準備しておくことが重要です。


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