香川県小豆島にある「エンジェルロード」は、干潮時に弁天島と中余島、大余島を結ぶ砂の道が現れることで知られています。しかし、国土地理院の地形図ではこの道が陸続きとして表示されており、他の類似の陸繋島(トンボロ)現象を示す地図とは異なる点が見受けられます。なぜエンジェルロードは地形図で陸続きとされているのでしょうか?
エンジェルロードの形成と干潮時の変化
エンジェルロードは、弁天島から中余島、大余島へと続く砂州で、干潮時に海面が下がることで現れます。満潮時には水没し、干潮時にのみ姿を現すこの砂の道は、陸繋砂州(トンボロ)と呼ばれる自然現象によって形成されます。小豆島周辺の潮位差は最大約2メートルと比較的大きく、これがエンジェルロードの出現に影響を与えています。
国土地理院の地形図における陸続き表示の理由
国土地理院の地形図では、弁天島と中余島、大余島を結ぶ砂州が陸続きとして表示されています。これは、地形図が「満潮時の状態」を基準に作成されているためです。満潮時には砂州が海面下に沈むため、地形図では陸続きとして描かれます。これに対し、干潮時の状態を反映させると、砂州が現れるため、地形図上では陸続きではなくなります。
他の陸繋島との違いと共通点
神奈川県の江の島や鹿児島県の知林ヶ島など、他の陸繋島では、干潮時にのみ現れる道が地形図上で陸続きとして描かれていないことが一般的です。これは、これらの地域では満潮時の海面が高いため、砂州が常に水没しており、地形図では陸続きとして描かれないためです。エンジェルロードのように、満潮時でも砂州が水面上に現れる地域は珍しく、地形図上で陸続きとして描かれることがあります。
まとめ
エンジェルロードが国土地理院の地形図で陸続きとして表示されているのは、地形図が満潮時の状態を基準に作成されているためです。干潮時にのみ現れる砂の道であるため、地形図上では陸続きとして描かれることがあります。これは他の陸繋島と異なる点であり、エンジェルロードの特異な自然現象を示しています。


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