海外旅行保険「携行品30万円」「1個10万円」の意味とカバン丸ごと盗難/レンズ盗難などのケース解説

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海外旅行保険に加入する際、よく見かける補償条件として「携行品合計30万円まで」「1個(1点・1組・1対)あたり10万円まで」という記載があります。しかし「カバン丸ごと盗まれたらどうなるか?」「カメラのボディとレンズで10万円ずつ?それとも合算で10万円?」といった疑問も多いものです。この記事では、その仕組みを“事例付き”でわかりやすく整理します。

携行品補償「1個10万円」の意味とは

国内主要保険会社の例では、海外旅行保険の携行品損害で「携行品1個(1点、1組または1対)あたり10万円を限度」と明記されています。([参照]東京海上日動FAQ 携行品1個あたり10万円)

ここで重要なのは「1個・1組・1対」という記載です。例えばペアの腕時計・イヤリングやカメラ本体+複数レンズなどは“1組”や“1対”に該当する可能性があります。([参照]損保ジャパン携行品損害案内)

※また、そもそもの補償限度額として「携行品損害保険金額(例30万円)」という“保険期間中の合計限度”も設けられています。([参照]MS&AD 携行品補償ポイント)

事例①:カバン丸ごと盗難されたときの解釈

例:旅行中、スーツケース(カバン)ごと盗まれ、中には時計10万円、スマホ8万円、メガネ3万円、衣類5万円が入っていたとします。FAQでは「スーツケース本体2万円、おみやげ5万円、カメラ10万円、衣類2万円…」といったように“1個あたり10万円”の制限を適用した事例もあります。([参照]旅行保険FAQ 事例)

この場合の解釈例としては、時計・スマホ・メガネ・衣類などそれぞれ“1個”として上限10万円以内で算定され、「カバン(スーツケース)本体」も別に1個と見なされる可能性があります。したがって、スマホ8万円、時計10万円、衣類5万円、メガネ3万円、カバン2万円などと分けて申請されることがあります。重要なのは“個別に何が1個(1点)と判定されるか”という点です。

事例②:ミラーレスカメラ(ボディ+レンズ)の場合

例:ミラーレスカメラ本体+交換レンズ2本が盗難された場合。保険会社の補償条件により「本体とレンズを別物件とするか、1組と見なすか」が変わります。多くの契約で「1組または1対」あたり10万円という表記があるため、ボディとレンズを“1組”と判断する保険契約では、合計10万円が上限となる可能性があります。([参照]HS損保 携行品損害補償例)

一方、補償が“電子機器等オプション”に分かれており、「カメラ本体」「レンズ」を別物件として扱う契約もあります。その場合、ボディ10万円、レンズ10万円で合計20万円補償可能という契約もあり得ます。したがって、契約内容・約款をよく確認することが必要です。

判断のためのチェックポイント

補償がどう適用されるかを理解するために、次の点を確認しておきましょう。

  • 契約約款に記載の「1個・1組・1対」の定義:電子機器・セット品(カメラ+レンズなど)が“1組”なのか“別々1個ずつ”扱いかを確認。
  • 補償対象上限の「1個10万円」「合計30万円」などの数値:携行品全体の損害に対し上限があるため、複数の品物で10万円超になるケースでは合計30万円限度も意識が必要。
  • 証明書類・盗難届の提出:盗難の場合、現地警察への届け出・保険会社への証明書類提出が求められます。([参照]東京海上日動補償条件)

まとめ

・海外旅行保険の携行品補償では「1個(1点・1組・1対)あたり10万円」が一般的ですが、“何を1個と見るか”“ボディ+レンズが1組かどうか”は契約毎に異なります。
・カバン丸ごと盗難された場合、カバン本体+中身の各品物を「1個」として扱うことも、また“中身を1組”扱いとする契約もあるため、事前に約款を確認することが重要です。
・ミラーレスカメラ+レンズのようなセット品は、契約内容次第で「ボディ・レンズ別々10万円ずつ」か「合計10万円」が適用されるか異なります。
・旅行前に補償内容・対象物の扱いをしっかり把握し、現地で盗難・破損があった場合に備えて証拠保全・届け出を忘れずに行いましょう。

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