高速道路で制限100kmのところを55〜60kmで走行中に追突されたら過失割合や責任はどうなる?専門家が解説

車、高速道路

高速道路上での追突事故は、交通事故の中でもよく起きるケースですが、「制限速度100kmのところを時速55〜60kmで走行していたら後ろから追突された場合、どちらに過失がつくのか」、「被害者側にも責任はあるのか」といった疑問は多くのドライバーが持っています。本記事では、追突事故の基本的な考え方や過失割合、速度違反や最低速度違反が事故責任にどう影響するかを詳しく解説します。

追突事故における責任の基本ルール

一般的に、追突事故では後ろの車が前の車に追突した場合、後続車側に過失があるとされるのが基本です。これは交通法規や判例でも後続車が安全な車間距離や注意義務を怠っている可能性が高いと考えられているからです。[参照]

つまり、前車が安全に走行している状態で後ろから追突された場合、基本的には後ろの車の過失割合が高くなります。

速度差が生じる状況での過失割合の考え方

しかし、速度差が大きい例として「制限100kmの高速道路を時速55〜60kmで走行していた前車に後続車が追突した」というようなケースでは、単純に後方車の全責任というわけではなく、前車側の過失も検討される可能性があります。特に高速道路では最低速度の遵守が前提であり、極端に低速で走行している場合には前車側の安全配慮義務違反(最低速度違反)が問われることがあります。[参照]

最低速度違反や重大な過失が認められる場合、前車側に10~20%程度の過失が認定される可能性があるとされています。ただし、これはケースバイケースで判断されます。

安全距離と注意義務の重要性

追突事故の多くは、安全な車間距離を保てていなかったことや前方不注意が原因です。後続車は前車の動きに注意し、状況に応じた車間距離を確保する義務があります。この義務を怠って追突した場合、後続車側に高い過失割合が認定されることが一般的です。[参照]

また、速度差がある状況でも、後続車側は前方の低速車に気づいた時点で減速や車線変更を行うなどの対応が必要とされます。

具体例:高速道路での低速走行と追突事故

例えば、制限速度100km/hの高速道路で故障や渋滞などやむを得ない理由がなく時速55km/hで走行していた前車がいたとします。この場合、前車側には最低速度義務違反や道路交通法上の過失が問われる可能性があります。

一方、後続車が前車を十分に認識できたにもかかわらず車間距離を詰めていた場合、後続車の過失割合が高くなります。保険会社や裁判所が判断する際には、事故の状況、距離、速度データ、ドライブレコーダーの映像なども考慮されます。

事故後の過失割合と示談の進め方

追突事故では、基本的に後続車の責任が大きいものの、前車にも注意義務違反があると判断される場合は過失割合が調整されます。実際の数値例としては、後続車80〜90%:前車10〜20%という割合になることもありますが、これはあくまで一例です。

保険会社の提示する過失割合に納得できない場合には、事故状況を詳細に説明し、必要に応じて弁護士など専門家に相談することも選択肢となります。

まとめ:低速走行中の追突事故での責任の考え方

高速道路で制限速度を大幅に下回る速度で走行している車に追突された場合でも、基本的には後続車側に大きな責任があるのが一般的です。ただし、前車が最低速度違反や安全運転義務違反と認められるような状況であれば、前車側にも過失が認定される可能性があります。

重要なのは事故後の状況を正確に把握し、過失割合や保険対応を適切に進めることです。事故の具体的なケースごとに状況は異なるため、専門家の意見を取り入れることも有効です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました