年末年始にカナダで日本のお正月を楽しみたいと考え、日本から食材を持参する方は少なくありません。ただし、カナダは食品の持ち込み規制が比較的厳しい国として知られており、「少量でも申告は必要?」「申告すると時間がかかる?」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、一般的なカナダの食品持ち込みルールを踏まえつつ、お正月食材を持参する際の考え方を整理します。
カナダの食品持ち込みルールの基本
カナダでは、肉類・乳製品・生鮮食品・手作り食品などに対して厳しい検疫規制があります。量が少なく個人消費目的であっても、原則として「食品を持ち込む場合は申告が必要」と考えておくのが安全です。
特に重要なのは、持ち込み可否よりも「正直に申告しているかどうか」です。申告した結果、持ち込み不可と判断された場合でも、その場で没収されるだけで罰則は通常ありません。一方、申告せずに持ち込もうとして発覚した場合は、罰金の対象になることがあります。
市販品と手作り食品の違い
市販品で、密封・真空パック・原材料表示が明確なものは、比較的判断がしやすく、持ち込み可能とされるケースが多いです。例えば、市販の干し柿、むき栗、黒豆、インスタントの松茸のお吸い物などは、申告のうえで認められることがあります。
一方で、手作り食品は中身や製造過程が確認できないため、検疫上リスクが高いと判断されやすい傾向があります。乾燥柚子皮(手作り)、たつくり(手作り)などは、たとえ乾燥していても、申告した結果「持ち込み不可」と判断される可能性がある点は理解しておきましょう。
質問にある正月食材の考え方の一例
今回のように2〜3人で楽しむ少量であっても、以下のような考え方が現実的です。餅(真空パック)、餡子、味噌汁(真空パック)、干し柿(市販)、むき栗(市販)、黒豆(市販)、松茸のお吸い物(市販)などは、すべて申告した上で判断を仰ぐのが無難です。
一方、乾燥柚子皮(手作り)やたつくり(手作り、ごま入り)は、没収される可能性を前提に「持って行けたらラッキー」程度の気持ちで準備する方が安心です。どうしても必要な場合は、現地の日本食材店で調達する選択肢もあります。
申告すると時間はどれくらいかかる?
申告したからといって、必ずしも大幅に時間がかかるわけではありません。入国カードで食品の持ち込みを「YES」とし、係官に内容を説明すれば、数分から10分程度の追加確認で済むことが大半です。
繁忙期や内容によっては多少待つこともありますが、「申告=長時間拘束」というケースはむしろ少数です。時間よりも、申告しなかった場合のリスクの方が大きい点は押さえておきましょう。
まとめ:迷ったら必ず申告が正解
カナダへ日本のお正月食品を持ち込む場合、量が少なくても原則申告が必要と考えるのが安全です。市販の密封食品は比較的通りやすい一方、手作り食品は没収される可能性がありますが、申告していれば問題になることはほとんどありません。
「楽しむために持っていく食品だからこそ、トラブルなく入国すること」が最優先です。迷ったら正直に申告する、この姿勢がカナダ入国時の最大のポイントと言えるでしょう。


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