国際線搭乗予定の飛行機に乗らないことが判明した場合、出国手続きをした後でも「出国取り消し(出国VOID)」という手続きをすることで、出国記録を取り消し帰国することができます。
出国取り消し(出国VOID)とは
出国取り消しとは、国際線の出国審査を通過してパスポートに出国スタンプが押された後に、何らかの事情で実際に飛行機に乗らない場合に行う手続きです。イミグレーションの記録上、出国済みになっている情報を取り消す仕組みで、印刷物では「NOT DEPARTED」などと表記されることがあります。[参照]
この手続きを行うことで、出国した記録を取り消して日本に残る(または戻る)ことが可能になります。ただし通常は搭乗前に航空会社側で申請し、係員の誘導のもとで行われることが一般的です。[参照]
出国取り消しが必要になる典型的な場面
出国審査後にフライトキャンセルが確定した場合や、急病や予定変更で搭乗できなくなった場合などが典型的なケースです。出国スタンプが押された後に出国取り消しをしないまま空港を出ると、出入国の記録と実際の状態がズレてしまい、次回の入国や在留記録に影響を及ぼす可能性があります。
出国取り消しの手順では、航空会社のスタッフが出国取消願書を作成し、パスポートの出国スタンプを取り消す形で処理が行われます。その後税関や到着フロアの担当エリアに誘導される流れが一般的です。[参照]
出国取り消しと帰国手続きの違い
日本を離れてから帰国する“帰国手続き”とは異なり、出国取り消しはそもそも出国した事実を取り消すものです。帰国手続きは国外から日本に戻るための出入国審査ですが、出国取り消しは国内に残る・戻るための手続きになります。
例えば、出国審査後に急に予定がなくなってそのまま日本へ戻りたい場合は、出国取り消しをしてから到着エリアへ向かうことになります。単に帰国手続きを選択するだけでは、出国済みの記録が残ってしまい不整合が起きることもあります。
出国取り消しにかかる時間と注意点
出国取り消しは係員とともに行いますが、空港や時間帯によって数分〜数十分かかることがあります。また、免税品の購入がある場合は消費税の扱いが発生することもあるため、正確に申告する必要があります。[参照]
航空会社のスタッフが書類を作成し、係員が出国取消処理を行うため、利用者自身が単独で行うことはできません。必ず航空会社や空港スタッフに事情を伝えましょう。
まとめ
出国取り消し(出国VOID)は、国際線出国審査後に搭乗できなくなった場合に出入国記録を修正するために必要な手続きです。航空会社の係員とともに申請を行い、出国済みスタンプを取り消すことで、日本に残る手続きが完了します。
帰国手続きとは性質が異なるため、出国審査後に予定が変わった場合は出国取り消しを選ぶことが重要です。


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