飛行機でスマホやInstagramは使える?機内モード・機内Wi-Fi・衛星Wi-Fiの違いを初心者向けに解説

飛行機、空港

飛行機の中でもスマートフォン自体は利用できます。ただし、地上と同じように携帯電話会社の4G・5G通信を使ってInstagramやWebサイトを見ることは基本的にできません。機内ではスマートフォンを機内モードに設定し、そのうえで飛行機に機内Wi-FiサービスがあればWi-Fiをオンにしてインターネットへ接続します。

「衛星Wi-Fiの飛行機を特別に予約しないとスマホを触れない」という意味ではありません。スマホで写真を見る、事前にダウンロードした動画を再生する、音楽を聴く、ゲームをするといったオフライン利用なら、機内Wi-Fiがない飛行機でも可能です。

一方、Instagram・X・LINE・Web検索などリアルタイムのインターネット通信をしたい場合は、その便がインターネット接続可能な機内Wi-Fiに対応している必要があります。この記事では、初めて飛行機へ乗る人にも分かるように、機内モードとWi-Fiの仕組み、国内線・国際線での違い、予約時に確認するポイントを解説します。

飛行機の中でもスマホ自体は使える

「飛行機に乗ったらスマホの電源を完全に切らなければならない」と思われることがありますが、現在は必ずしもそうではありません。航空会社の案内に従って通信機能を停止すれば、スマートフォンを機内で使用できます。

ANAでは、航空機のドアが閉まるまでにスマートフォンなどを電波を発信しない状態に設定するか、電源を切るよう案内しています。一般的にはスマートフォンの「機内モード」をオンにすれば対応できます。

機内モードにしていても、カメラ、電卓、電子書籍、ダウンロード済みの音楽・映画、オフラインゲームなどは利用できます。

[参照] ANA「機内でのスマートフォンの設定」

機内モードにすると4G・5Gは使えなくなる

スマートフォンを機内モードにすると、携帯電話基地局と通信するためのモバイル通信機能が停止します。そのため通常の4G・5G回線ではInstagramやWebサイトへアクセスできなくなります。

飛行中にスマートフォンのアンテナ表示が圏外になるからといって、機内モードを解除して携帯回線を探すのは避けましょう。航空会社の指示に従って通信機能を停止しておく必要があります。

ただし、多くのスマートフォンでは機内モードをオンにしたままWi-Fiだけを再びオンにできます。機内Wi-Fiを利用するときはこの状態にします。

Instagramを見るにはインターネット対応の機内Wi-Fiが必要

Instagramは基本的にインターネットへ接続して利用するサービスです。そのため新しい投稿を見る、ストーリーズを見る、DMを送受信するといった操作には通信環境が必要です。

飛行中は携帯回線を利用しないため、その代わりとなるのが航空会社が提供する機内Wi-Fiです。

具体的には「機内モードON→Wi-Fi ON→飛行機内のWi-Fiネットワークを選択→接続ページからインターネット利用開始」という流れになります。

機内Wi-Fiがインターネット接続に対応していればInstagramを閲覧できます。ただし通信速度や混雑状況によって画像や動画の読み込みが遅くなることがあります。

「衛星Wi-Fi」とは何?

質問でよく出てくる「衛生wifi」は、おそらく衛星Wi-Fiのことです。これは飛行機と通信衛星を利用してインターネットへ接続する方式を指します。

機内Wi-Fiは、地上の基地局と通信する方式や通信衛星を使う方式などがあります。利用者側は通常、その通信方式を細かく意識する必要はありません。

予約するときに重要なのは「衛星Wi-Fiというプランかどうか」ではなく、自分が乗る便・機材で機内インターネットサービスを利用できるかです。

機内Wi-Fiなしでもスマホでできることは多い

インターネットへ接続できなくても、スマートフォンが使えなくなるわけではありません。

スマホで行うこと 機内Wi-Fiなし
写真を見る 可能
写真・動画を撮る 可能
ダウンロード済みの音楽を聴く 可能
ダウンロード済みの映画を見る 可能
オフラインゲーム 可能
電子書籍を読む 事前ダウンロード済みなら可能
Instagramの新しい投稿を見る 原則不可
LINEを送受信する 原則不可
Web検索 不可

つまり、飛行機で暇つぶしをしたいだけなら機内Wi-Fiは必須ではありません。搭乗前にコンテンツをダウンロードしておけばかなりのことができます。

JAL国内線では機内Wi-Fiを無料で利用できる

JALの国内線では機内Wi-Fiサービスが提供されており、公式サイトではインターネット通信や動画ストリーミングを無料で利用できると案内されています。

接続方法は、まず機内モードをオンにし、その後Wi-Fiをオンにします。そして「Japan Airlines」または「JAL-WiFi」という機内ネットワークへ接続します。

JALでは、離陸のおよそ5分後から着陸のおよそ5分前まで機内Wi-Fiを利用できると案内されています。SNSのチェックやWeb検索にも利用できます。

[参照] JAL「国内線 機内Wi-Fiサービス」

ANA国内線でも機内Wi-Fiサービスがある

ANA国内線にも「ANA Wi-Fi Service」があり、対応便ではWebサイトの閲覧、メッセージ送受信、動画ストリーミングなどを利用できます。

利用するときはスマートフォンを機内モードに設定し、その後Wi-Fiをオンにして「ANA-WiFi-Service」などの機内ネットワークへ接続します。

ただし航空会社がWi-Fiサービスを提供していても、機材変更や対象機種などによって利用条件が変わる可能性があります。予約時または搭乗前に、自分の便が対応しているか確認しておくと安心です。

[参照] ANA「国内線 Wi-Fi・エンターテインメント」

国内線なら「Wi-Fi付き専用プラン」を選ばなくてもよい場合が多い

JALやANAの国内線では、Wi-Fi対応便なら通常の航空券を購入した乗客も機内Wi-Fiを利用できます。そのため「Instagramを見るためにWi-Fi専用の高い航空券プランへ変更する」という考え方ではありません。

例えば普通席の航空券を購入していても、その機材に機内Wi-Fiが搭載されていれば利用できます。Wi-Fiのためだけにファーストクラスやプレミアムクラスを予約する必要は基本的にありません。

ただしLCCや小型機などでは事情が異なり、インターネット接続サービスが提供されていない便もあります。

国際線は航空会社・座席クラス・機材で料金が大きく違う

国際線の機内Wi-Fiは国内線より条件が複雑です。航空会社や機材、座席クラスによって無料・有料が異なります。

例えばJAL国際線では一部無料の機内Wi-Fiサービスが提供されており、エコノミークラス・プレミアムエコノミークラスでは一定時間無料、ファーストクラス・ビジネスクラスでは条件が異なるサービスが案内されています。

ANA国際線についても機材や座席クラスによって、Web閲覧が無料だったり有料だったり、メッセージのみ利用できたりと条件が異なります。

国際線でInstagramを使いたい場合は、航空券購入前に航空会社公式ページで「機内Wi-Fi」「Internet」「Wi-Fi available」などの表示を確認するのがおすすめです。

[参照] JAL「国際線 機内Wi-Fi」

[参照] ANA「国際線 Wi-Fiサービス」

機内Wi-FiがあってもInstagramが快適とは限らない

機内Wi-Fiは地上の光回線や5G通信と同じ速度が保証されているわけではありません。飛行機から通信衛星などを介して接続するため、飛行位置・天候・利用人数などによって通信品質が変化します。

JALも、通信衛星を介したサービスでは飛行エリアや時間帯によって接続が中断したり不安定になったりする場合があると案内しています。

Instagramで文字や静止画を見る程度なら比較的利用しやすくても、リールやライブ配信など大量のデータ通信を必要とする機能では読み込みが遅くなる可能性があります。

Instagramの動画を見たいなら搭乗前に保存する方法もある

機内Wi-Fiがない便や通信速度が心配な場合には、搭乗前に暇つぶし用のコンテンツを用意しておく方法があります。

Netflix、Amazon Prime Video、YouTube Premium、Spotifyなどには、条件を満たせば動画や音楽を端末へダウンロードしてオフライン再生できる機能があります。

Instagramそのものは基本的にオンライン利用を前提としているため、代わりに映画・音楽・電子書籍などをダウンロードしておけば、Wi-Fiが使えなくても機内で困りにくくなります。

機内モード中でもWi-Fiをオンにして大丈夫?

「機内モードをオンにしたのにWi-Fiをオンにしてよいの?」と疑問に感じることがありますが、航空会社が提供する機内Wi-Fiを利用する場合は問題ありません。

JALの公式手順でも「機内モードON→Wi-Fi ON」という操作が案内されています。ANAでも機内Wi-Fi利用時には同様の手順を使用します。

重要なのは、携帯電話基地局と通信するモバイル通信を停止した状態にして、航空機内で許可されているWi-Fiへ接続することです。

Bluetoothイヤホンは使える?

AirPodsなどのBluetoothイヤホンも、航空会社のルールに従えば機内で利用できます。

ANAではBluetooth機器同士の接続やWi-Fi機器同士の機内通信について利用可能と案内しています。JALでもBluetooth対応の無線イヤホンなどは利用可能です。

そのため、機内モードをオンにした状態でBluetoothをオンに戻し、ワイヤレスイヤホンで音楽や動画を見ることもできます。ただし乗務員から個別の指示があった場合にはその指示に従いましょう。

通話はできないと考えておく

機内Wi-Fiが利用できても、地上と同じ携帯電話回線を使った通常の電話は利用できません。

またインターネットを利用した音声通話についても、周囲への迷惑や航空会社の利用条件から制限されることがあります。SNS、メッセージ、Web閲覧を中心に考えておくのが無難です。

飛行機の中では静かな環境を保つ必要もあるため、動画を見る場合もイヤホンを使用しましょう。

LCCに乗る場合はWi-Fiの有無を特に確認する

格安航空会社を利用する場合、すべての便でインターネット接続が提供されているとは限りません。

機内エンターテインメント用のWi-Fiがあっても、インターネットへは接続できず、機内コンテンツだけ閲覧できるケースもあります。そのため「Wi-Fiあり」という表記だけでInstagramも使えるとは判断できません。

航空会社の公式サイトで「Internet access」「インターネット接続」「SNS利用可能」といった説明まで確認しましょう。

機内Wi-Fiと機内エンターテインメントWi-Fiは別物の場合がある

飛行機によっては、スマートフォンを機内Wi-Fiへ接続すると映画やフライトマップを閲覧できても、通常のインターネットへ接続できない場合があります。

これは飛行機の中だけで通信するWi-Fiネットワークであり、外部インターネットへ接続するサービスではありません。

Instagramを利用したい場合は単に「Wi-Fi対応」ではなく、インターネット接続対応であることを確認してください。

予約画面では機材・Wi-Fiマークをチェックする

航空券を予約するときには、便の詳細画面に機材や機内サービスの情報が掲載されている場合があります。

Wi-Fiマークや「機内Wi-Fiサービス」という表示があれば、詳細ページを開いてインターネット利用ができるか確認します。

ただし当日に機材変更が発生することもあり、予約時にWi-Fi対応と表示されていてもサービスを利用できなくなる可能性があります。そのためWi-Fiが絶対に必要な仕事などは、機内通信だけに頼らないほうが安全です。

国内旅行ならWi-Fiのために航空会社を選ぶ必要はある?

機内でSNSを利用することが重要なら、航空会社を比較するときにWi-Fiサービスも条件へ入れてよいでしょう。

例えば1~2時間程度の国内線なら、機内Wi-Fiなしでも事前に動画や音楽をダウンロードしておけば大きな問題にならない人もいます。

一方、機内でも常にSNSやメッセージを確認したい人なら、無料インターネットサービスが利用できる便を選ぶ価値があります。

初めて乗る人向け:搭乗後のスマホ設定

機内でスマートフォンを使う流れを簡単に整理すると、次のようになります。

タイミング 操作
搭乗後・ドアが閉まる前 機内モードをON
Wi-Fi対応便 Wi-FiをON
航空会社の機内ネットワーク 指定SSIDへ接続
接続ページ 案内に従ってインターネット接続
利用開始 Instagram・Webなどを利用
着陸時 航空会社の案内に従う

スマートフォンの機種によっては機内モードをオンにするとWi-Fiも自動的にオフになります。その場合は、機内モードを維持したままWi-Fiだけをオンに戻します。

Wi-Fiが使えない場合に備えて搭乗前にしておきたいこと

機内Wi-Fiには通信障害や機材変更などがあるため、利用できる前提だけで準備しないほうが安心です。

搭乗前に動画、音楽、電子書籍をダウンロードし、旅行先のホテル情報や予約番号もスクリーンショットで保存しておきましょう。

またスマートフォンの充電も忘れずに確認します。機材によってUSBポートや電源コンセントの有無も異なるため、必要ならモバイルバッテリーも用意します。ただしモバイルバッテリーは預け荷物ではなく機内持ち込みとするなど航空会社の規定を確認してください。

まとめ:Instagramを見るなら「機内モード+インターネット対応Wi-Fi」が必要

飛行機の中でもスマートフォンを触ること自体はできます。機内Wi-Fiのない普通の飛行機でも、写真を見る、ゲームをする、ダウンロード済みの動画や音楽を楽しむといった使い方は可能です。

ただし飛行中は原則としてスマートフォンを機内モードにするため、通常の4G・5G通信でInstagramへ接続することはできません。

Instagramの新しい投稿やストーリーズを見たり、LINEやWeb検索を使ったりしたい場合には、乗っている便がインターネット接続可能な機内Wi-Fiに対応している必要があります。

その際も「衛星Wi-Fi専用の航空券プラン」を必ず選ぶという意味ではありません。JALやANAの国内線などでは、対応便なら通常の航空券でも機内Wi-Fiを利用できます。国際線では航空会社・機材・座席クラスによって無料時間や料金が異なるため、予約前に確認しましょう。

利用方法は基本的に「機内モードをON→Wi-FiをON→航空会社指定の機内Wi-Fiへ接続」です。機内Wi-Fiは通信が不安定になることもあるので、映画や音楽などは事前にダウンロードしておくとさらに安心です。

[参照] JAL「国内線 機内Wi-Fiサービス」

[参照] ANA「機内でのスマートフォンの設定」

[参照] ANA「国内線 Wi-Fi・エンターテインメント」

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