東京都23区内で手持ち花火を楽しみたい場合、最も注意したいのが「公園ならどこでもできるわけではない」という点です。花火の扱いは区や公園ごとに異なり、原則禁止の区がある一方、一定のルールを守れば手持ち花火を認めている区や、夏季限定で利用できる公園を設けている区もあります。
2026年夏の公式情報を確認すると、23区内では江戸川区が比較的利用しやすく、大田区や板橋区などでも期間・場所を限定した取り組みがあります。
場所選びでは「広そうだから大丈夫」と判断せず、利用当日に管理者の公式情報と現地の禁止看板を確認することが重要です。同じ公園でも年度や期間によってルールが変わることがあります。
23区内で探すなら江戸川区は有力な候補
江戸川区は、区内の公園・河川敷などでは原則として火気使用を禁止しているものの、公式案内で一定のルールを守れば「手持ち花火程度」は利用できるとしています。ただし一部の公園・児童遊園では利用できません。[参照:江戸川区 手持ち花火の利用ルール]
使用できるのは基本的に手持ち花火で、打ち上げ花火、噴出し花火、大きな音や煙が出る花火などは使用できません。また、遊具・芝生・ゴム舗装など燃えたり傷んだりする可能性のある場所を避け、水を入れたバケツなどを準備して確実に消火する必要があります。
さらに「花火禁止」の看板がある場所では利用できません。住宅に近い小規模な公園では煙や話し声が迷惑になりやすいため、広さだけでなく周辺環境まで確認して場所を選ぶのがポイントです。
大田区は2026年8月に一部公園で手持ち花火を試行
大田区では従来、近隣への迷惑などを理由に区立公園での花火を禁止していましたが、2026年も一部の公園を対象として手持ち花火の利用を試行しています。実施期間は原則2026年8月1日から8月31日、時間は18時から20時30分までです。[参照:大田区 区立公園での花火利用]
2026年の対象には、大森ふるさとの浜辺公園、平和島公園、平和の森公園、萩中公園、洗足池公園、多摩川台公園など多数の公園が含まれています。ただし、公園内のどこでもできるわけではなく、それぞれ実施可能エリアが指定されています。
利用時は少人数を基本とし、水入りバケツとごみ袋を準備します。打ち上げ・ロケットなど音が鳴るものや飛ぶ花火は禁止です。なお、山王公園や東嶺公園など一部は他の公園と実施期間が異なるため、利用日当日に公式ページを確認してください。
板橋区は2026年8月の土日祝日に8公園で試行
板橋区でも2026年度、区内8公園で手持ち花火の規制緩和を試行しています。対象は小豆沢公園、城北交通公園、舟渡一丁目第二児童遊園、前野公園、赤塚新町公園、成増北第一公園、紅梅公園、徳丸橋公園です。[参照:板橋区 公園における手持ち花火規制緩和]
ただし利用できるのは2026年8月の指定された土日祝日、18時から20時までで、さらに利用対象は小学生以下の子どもと18歳以上の保護者を含むグループなどに限定されています。大人だけの友人グループが自由に利用できる制度ではない点に注意が必要です。
対象公園の中でも花火可能エリアが指定されています。打ち上げ花火、ロケット花火、爆竹などは不可で、水入りバケツの持参、消火、後片付け、ごみの持ち帰りも必要です。[参照:板橋区 手持ち花火可能エリア]
練馬区など期間限定で解禁する区もある
練馬区では通常、区立公園・緑地・児童遊園で花火の使用は禁止されています。しかし2026年は7月21日から8月29日までのうち火曜日・土曜日に、一部区立公園で花火利用を試行しました。[参照:練馬区 公園の利用について]
このように東京都23区では「去年できなかった場所が今年は期間限定で利用できる」「昨年利用できた公園でも今年は対象外になる」ということがあります。そのため、古いブログやSNSの投稿だけを頼りに場所を決めるのは避けたほうがよいでしょう。
特に夏休み期間だけ試験的に解禁している自治体では、9月以降は通常の禁止ルールへ戻ることがあります。検索するときは「公園名+花火」だけでなく、「区名+手持ち花火+2026」のように年度を含めて公式サイトを確認すると確実です。
大人だけで花火をするなら利用条件まで確認する
友人やカップルなど大人だけで手持ち花火をしたい場合は、単に「手持ち花火OK」と書かれているかだけではなく、利用対象者の条件も確認しましょう。板橋区の2026年度試行のように、子どもを含む家族等に対象を限定しているケースがあります。
一方、江戸川区の公式ルールでは子どもについては大人同伴を求めていますが、一般的な手持ち花火の利用ルールとして案内されています。そのため、23区内で大人同士が利用する場所を探す場合には、江戸川区内で禁止表示のない対象公園を確認する方法が比較的分かりやすいでしょう。
大田区の2026年の試行では「少人数(5名程度)」というルールがあります。10人、20人といった大人数になると通常の個人利用とは扱いが異なる可能性があるため、管理者への事前確認が必要です。
手持ち花火をするときに必ず準備したいもの
場所が決まったら、花火だけを持って行くのではなく、安全に消火・撤収できる準備をします。自治体によって細かなルールは異なりますが、水入りバケツやごみ袋を準備することは基本です。
- 手持ち花火
- 着火用具
- 十分な水を入れたバケツ
- 使用済み花火を持ち帰るごみ袋
- 必要に応じて懐中電灯などの照明
芝生、植え込み、遊具、ゴム舗装などでは火花による火災や損傷のおそれがあります。利用可能エリアが指定されている公園では、必ずその範囲内で行います。
また、手持ち花火が認められていても、ロケット花火や打ち上げ花火、爆竹などまで許可されているとは限りません。むしろ23区内の公園では、音や火花が大きい花火は認められないケースが一般的です。
深夜の花火は避け、近隣住宅への配慮を優先する
公園で花火が許可されていても、深夜まで騒いでよいという意味ではありません。煙、話し声、花火の音は想像以上に周辺住宅へ届きます。自治体の試行制度でも18時から20時、あるいは20時30分までといった比較的早い時間帯を設定している例があります。
江戸川区も時間帯、騒ぎ声、煙の向きなど周囲への配慮を求め、苦情があった場合にはすぐ中止するよう案内しています。住宅密集地では、できるだけ早い時間に短時間で楽しむのが無難です。
風が強い日は火の粉が予想外の方向へ飛ぶため、場所が利用可能でも中止する判断が必要です。「禁止されていないからできる」だけでなく、当日の風や混雑状況まで見て安全を優先しましょう。
まとめ:23区内なら江戸川区や夏季限定の対象公園を確認しよう
東京都23区内で手持ち花火ができる場所を探すなら、一定のルールのもと手持ち花火を認めている江戸川区は有力な候補です。ただし一部利用不可の公園があり、現地に「花火禁止」の看板がある場所では使用できません。
2026年夏は大田区でも多数の区立公園で期間限定の試行が行われ、板橋区でも8公園が対象となっています。ただし板橋区は子どもを含む家族等に利用者を限定するなど、それぞれ条件が異なります。練馬区のように曜日・期間限定で試行する自治体もあります。
花火に関する公園ルールは毎年変わる可能性があります。実際に出かける直前に区の公式サイトと現地看板を確認し、水入りバケツとごみ袋を用意して、指定された時間・エリア・花火の種類を守ることが大切です。ルールを守って利用すれば、23区内でも手持ち花火を楽しめる場所を見つけることは可能です。

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