青春18きっぷのシーズンになると、全国各地のローカル線が鉄道ファンや旅行者でにぎわいます。岩手県の盛岡駅から秋田県の大館駅を結ぶ花輪線もその例外ではありません。とくに沿線の自然やのどかな風景を楽しみたい方、前面展望の撮影を目的に乗車される方にとって、混雑具合は気になるポイントです。
花輪線の概要と利用者傾向
花輪線は全長約106kmの非電化路線で、主にキハ110系のディーゼルカーが使用されています。山間部を走るため、車窓からの風景は季節によって大きく変化し、夏は青々とした森林、冬は雪景色といった美しい展望が魅力です。
通勤・通学需要が限られるため、日常的な乗車率は比較的低めですが、青春18きっぷ期間になると乗客が増加します。特に盛岡〜好摩〜鹿角花輪の区間が混雑しやすい傾向にあります。
青春18きっぷシーズンの混雑状況
混雑のピークは夏休み・冬休み・春休みシーズン中の週末、特に午前中の始発〜10時台、そして観光客が乗車しやすい11時〜14時の列車です。混雑といっても、山手線のような「ギュウギュウ詰め」ではなく、座席が埋まり立ち客がちらほら出る程度のことが多いです。
ただし、前面展望を確保したい場合、混雑していると先頭座席の確保が難しくなるため、注意が必要です。
前面展望を撮るためのベストタイミング
おすすめは、朝早い時間帯の列車(始発や2本目など)です。乗客数が少ない上に、光の加減も柔らかく、前方風景が映えるため、写真や動画撮影に適しています。
また、平日ダイヤを狙えば学生の通学時間を避けられるケースもあります。青春18きっぷは土休日が中心となりますが、春休みや夏休み中の平日は意外と穴場です。
座席確保の工夫と撮影マナー
花輪線の車両はワンマン運転のため、運転席すぐ後ろの座席は撮影ポイントになります。ただし、ほかの乗客の妨げにならないよう、荷物を広げすぎない・長時間占有しない・フラッシュを使用しないなど最低限のマナーを守りましょう。
どうしても良い場所を確保したい場合は、始発駅の盛岡から乗ることをおすすめします。数本しか運行がないため、ダイヤの事前確認もお忘れなく。
撮影スポットとして人気の区間
好摩〜八幡平〜陸中大里あたりは山間部を縫うように走り、視界の開けた絶景が続きます。冬場は雪景色、春は新緑、夏は青空と緑のコントラストが印象的です。
また、鹿角花輪〜大館間では田園風景や奥羽山脈の雄大な景色も楽しめます。特に午後は逆光になりにくいため、撮影には最適な時間帯です。
まとめ:早朝便+平日利用で快適な前面展望を
花輪線で前面展望を楽しみたい方は、青春18きっぷシーズン中でも早朝や平日を狙うことで、比較的空いている車内から撮影が可能です。事前にダイヤを確認し、始発駅からの乗車、マナーを守った利用を心がければ、快適な旅が楽しめるでしょう。
花輪線はその静かな魅力と自然の美しさで、きっと素晴らしい思い出を残してくれるローカル路線です。


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