埼玉県を南北に貫く国道4号バイパス「東埼玉道路」は、その中央分離帯の広さが特徴的です。特に越谷レイクタウン付近では、対向車線が見えないほどの広さとなっており、多くのドライバーや訪問者が驚きを感じています。この記事では、なぜこのような広い中央分離帯が設けられているのか、その背景と将来の計画について詳しく解説します。
東埼玉道路の概要と特徴
東埼玉道路は、埼玉県八潮市の外環道(国道298号)から北へ延び、春日部市までを結ぶ延長約17.6kmの幹線道路です。国道4号の渋滞緩和や災害時の代替路確保、沿線地域の発展を目的に整備が進められています。現在は一般部(側道)が先行して開通しており、中央分離帯が広く確保されています。
この道路の特徴的な点は、上下線の間に設けられた広大な中央分離帯です。このスペースは、将来的な自動車専用部の建設を見越して確保されたものであり、現在もその計画が進行中です。
広い中央分離帯の理由
東埼玉道路の中央分離帯が広い最大の理由は、将来的に自動車専用道路(専用部)を建設するための用地として確保されているからです。具体的には、外環道の八潮JCT(仮称)から北へ、江戸川の野田橋付近まで約9.5kmの自動車専用道を建設する計画が進められています。[出典]
この専用部は、現行の一般部(側道)の中央分離帯部分に高架道路として建設され、NEXCO東日本の有料道路となる見込みです。これにより、既存の交通量の多い国道4号の渋滞緩和や、沿線地域のアクセス向上が期待されています。
越谷レイクタウン付近の高架計画
特に越谷レイクタウン付近では、専用部の高架が計画されています。この高架は、JR武蔵野線をさらに高架でまたぐ構造となり、当初の計画よりも橋梁の高さが約4.4mアップの11.1m程度に変更されました。地上からの高さでは22m以上となり、地上3階建てのレイクタウンの既存施設よりも高くなる見込みです。[出典]
このような設計変更は、JR東日本との協議の結果、鉄道の安全設備を避ける必要が生じたためであり、都市計画決定時点にはなかった要素が影響しています。
事業の進捗と今後の展望
東埼玉道路の一般部では、吉川市内から北が未開通ですが、松伏町までの約3.8kmは2025年春の開通に向けて工事が進められています。これと並行して、専用部の事業も進行中であり、外環道から北へ延びる有料道路としての整備が計画されています。[出典]
また、専用部の事業再評価では、事業費が約130億円の増額となることが共有されており、そのうち約40億円を占めるのが、鉄道との交差条件の変更によるものです。地質調査の結果、当初想定よりも深層の軟弱層や液状化層が確認されたことから、下部工の構造変更が生じています。
まとめ
東埼玉道路の中央分離帯が広い理由は、将来的な自動車専用道路の建設を見越して用地が確保されているためです。特に越谷レイクタウン付近では、高架構造の専用部が計画されており、地域の交通利便性向上や渋滞緩和が期待されています。今後の整備進捗に注目が集まるエリアと言えるでしょう。


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