なぜ「日本一周クルーズ」で韓国寄港?パスポート必須のカボタージュ制度とは

フェリー、港

外国籍のクルーズ船が「日本一周」と称して釜山など韓国に立ち寄り、乗船にパスポートが必要な理由は、実は法律上“国内完結”の航海ができないから――。この背景にある「カボタージュ制度」の仕組みと、旅程に組み込まれる目的をご紹介します。

■カボタージュ制度とは?

カボタージュ(内航禁止)は、外国船が国内の港同士を往復して人や物を運ぶのを制限する制度です。

日本船籍なら内航可能ですが、外国船籍の場合は日本国内のみの運航が法律で認められておらず、必ず一度外国に出る必要があります。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

■「日本一周」に韓国寄港が組み込まれる理由

MSCなど外国籍のクルーズ船が「日本一周」をうたう場合、一旦釜山などに寄らないと、国内だけでのクルーズとみなされ法規違反となります。

たとえば横浜→函館→釜山→横浜などのルート構成は、この法律の要件を満たすために設計されています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

■なぜパスポートが必要なの?

外国船籍が外国に寄港する以上、国際旅行扱いとなります。そのため乗船には出入国手続きが必要で、パスポート所持が必須です。

日本発着でも外国に上陸しなくても、国際航行の一環とされ、乗船前にパスポートの提示が求められます。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

■日本籍船との違い

一方、内航扱いの日本船籍クルーズなら、国内航路だけで完結するため、韓国寄港もパスポートも不要です。

違いは“船の登録国”にあり、乗る船が外国籍か日本籍かで旅行の手続きやルートが大きく変わります。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

■実際の旅程例で見えること

例として「横浜→大船渡→函館→青森→宮津→浜田→釜山→横浜」といった行程では、釜山寄港がカボタージュ逃れの“法律上の条件”として機能しています。

釜山停泊で国際港を経由することで、外国船が国内だけの航海をしない形式になり、合法化されるのです。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

■まとめ

・外国籍クルーズ船は、カボタージュ制度により「国内だけ」の運航が禁止されている。

・釜山など外国の港に立ち寄るのは、その制度をクリアして日本一周を実現するため。

・そのため乗船にはパスポートが必要で、国際旅行扱いとなる。

つまり「日本一周」でも釜山寄港やパスポート所持は、法律で必須な手続きなのです。

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