海外旅行の際に避けて通れない「入国審査」。パスポート提示時に、過去の渡航履歴はどのように扱われるのか、イミグレーションでの質問内容や注意点について詳しく解説します。
入国審査官は渡航履歴を確認するのか?
多くの国の入国審査官は、パスポートのスタンプやICチップの情報から渡航履歴を確認することができます。特に、過去に入国を拒否された国やテロリスト関連地域への渡航履歴は注視されやすい傾向にあります。
たとえば、アメリカでは過去にイラン、北朝鮮、シリアなどの国を訪れた形跡があると、ESTAでの入国が不可になり、ビザ申請が必要になることがあります。
スタンプがなくても渡航履歴はバレる?
一部の国では、入国時にスタンプを押さないことがありますが、これは電子記録に移行しているためです。ICパスポートには旅券番号や個人情報だけでなく、過去の出入国情報も記録される場合があり、審査官はそれを専用端末で読み取ることができます。
また、航空会社のAPI(Advance Passenger Information)システムを通じて、入国前に旅客情報が当局に送られており、その時点でチェックが始まっています。
なぜその国へ行ったのか聞かれることはある?
はい、過去の渡航先によっては「なぜその国に行ったのか」を質問されることがあります。特に滞在期間が長い、または頻繁に訪れている場合は、就労・留学・婚姻などの目的を問われるケースも珍しくありません。
このときは、虚偽なく冷静に「観光」「ビジネス出張」など理由を説明しましょう。証明書類やホテル予約、帰りの航空券などがあると、よりスムーズに入国できます。
聞かれやすい国・地域とは?
次のような国や地域は、特に入国審査での質問対象になりやすいです。
- テロや紛争の危険がある地域(例:中東一部地域)
- アメリカと敵対関係にある国(例:イラン、キューバなど)
- 観光ビザを利用した違法就労の多い国
たとえば、オーストラリアに入国する際、過去にフィリピンやタイなど長期滞在歴があると、目的や滞在資金を厳しく問われることがあります。
入国審査をスムーズに通過するためのポイント
次のポイントを押さえると、入国審査がスムーズになります。
- 入国カードの記入は正確に
- 英語での簡単な質問に答えられるよう準備
- 観光の証拠(ホテル予約、帰国便チケット)を用意
- パスポートの見やすい場所にスタンプページを開ける
また、パスポートの状態が著しく悪い(ページ破損・水濡れ等)と、別室に案内される可能性もあるため注意が必要です。
まとめ:誠実な対応と準備で問題なし
パスポート提示時に過去の渡航履歴は確認される可能性がありますが、通常の観光やビジネス目的であれば問題ありません。むしろ、冷静に対応する姿勢と正しい情報の提示が、入国審査をスムーズに通過するためのカギとなります。
これから海外に渡航する方は、不安がらずに、適切な準備と誠実な対応を心がけましょう。


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