富士重工業(SUBARU)は航空機も製造している?知られざる航空宇宙事業を解説

飛行機、空港

自動車ブランド「SUBARU(スバル)」で知られる富士重工業(現・株式会社SUBARU)は、実は航空機の製造でも長い歴史を持つ企業です。この記事では、富士重工業がどのようにして航空宇宙分野に関わってきたのか、そして現在の航空機事業の内容について詳しく解説します。

富士重工業のルーツは中島飛行機

富士重工業の前身は、第二次世界大戦中に活躍した「中島飛行機株式会社」です。中島飛行機は日本初の航空機専門メーカーとして創業され、「隼(はやぶさ)」や「疾風(はやて)」など数々の戦闘機を開発・製造していました。

戦後の財閥解体により中島飛行機は解体され、いくつかの会社に分割。その後、1953年にこれらの会社の一部が合併して誕生したのが「富士重工業株式会社」です。

SUBARUとしての航空宇宙事業

現在の株式会社SUBARUも航空宇宙事業を継続しています。同社の航空宇宙カンパニーでは、防衛省向けの航空機・ヘリコプターの製造や整備を行っており、自動車部門とは異なる高い技術力が活かされています

たとえば、防衛装備庁の発注により開発された小型ジェット練習機「T-5」、また米国ボーイング社と協力して製造されている「ボーイング777」「787」の主翼や胴体部品の製造などがあります。

どんな航空機を作っているのか?

SUBARUの航空宇宙事業には以下のような実績があります。

  • 陸上自衛隊向けのヘリコプター「UH-1J」や「UH-2」
  • 航空自衛隊の練習機「T-7」
  • 民間機向け部品:ボーイング777、787、エアバスA320neoなど

また、宇宙分野ではロケット部品の供給や人工衛星の構造部開発にも関与しています。

なぜあまり知られていないのか?

SUBARUの航空機事業が一般にあまり知られていないのは、防衛向けやOEM(他社ブランドでの提供)が中心で、消費者向けに目立った露出がないからです。

一方、自動車部門の「レガシィ」や「フォレスター」などは国内外で広く広告展開されており、ブランドイメージの中心となっています。

SUBARUが持つ技術的強み

SUBARUは航空機製造で培った精密加工技術軽量化技術を自動車にも応用しており、安全性や操縦性能の高さの一因とされています。

特に、「アイサイト」などの先進運転支援技術にも、航空分野での経験が活かされているといわれています。

まとめ

• 富士重工業(現SUBARU)は、ルーツを中島飛行機に持ち、長年にわたり航空機を製造してきた実績を持つ。
• 自衛隊機やボーイング機の部品製造など、多岐にわたる航空宇宙事業を展開中。
• 一般に知られにくい理由は防衛・OEM中心であるためだが、その技術は自動車にも活かされている。

航空機製造の歴史と技術を背景に持つSUBARUは、単なる自動車メーカーにとどまらない、日本のモノづくり精神を象徴する企業の一つです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました