ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」、通称“ハリドリ”は、その迫力ある走行とともに、夜になるとコースター本体が鮮やかに光ることで話題になります。では、この光る仕組みは一体どうなっているのでしょうか?長時間動き続けるライドに、どうやって電力を供給し、どのように制御しているのか。その裏側をわかりやすく解説していきます。
ハリドリの光の正体は高輝度LED
ハリドリのボディに取り付けられているのは、高輝度LEDライトです。光の演出は車両ごとに異なり、後部や側面に組み込まれたLEDがプログラムに基づいて点灯・点滅する仕組みになっています。
この演出は夜のライド体験をより印象的に演出するために導入されており、音楽とのシンクロ演出や演出テーマに合わせて光の色・パターンが変化します。
光るには電力が必要…バッテリーは搭載されている?
実はハリドリのコースター車両には、専用のリチウムイオンバッテリーなどの蓄電池が搭載されています。このバッテリーが、LEDや制御装置などの車載電子機器の電力供給源になっているのです。
バッテリーは大型のものではなく、LED制御用に最適化された軽量型で、車両の重量バランスや安全性も考慮されて設計されています。
充電はいつ行われている?
バッテリーの充電は、ライドが駅(乗降場)に停止している間や、専用のチャージレールや非接触充電システムを通じて行われています。コースターの駅部分に設置された給電装置や接点により、短時間で効率よく充電が完了するよう設計されています。
近年のテーマパーク技術では、ワイヤレス給電技術(インダクティブチャージ)を活用している例もあり、ケーブル接続不要で安全かつ確実な充電が可能です。
安全面でも万全な管理がされている
バッテリーが搭載されていると聞くと、「発熱や火災は大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、テーマパーク用車両は航空機並みの冗長設計と安全管理がされており、電気系統は定期的に点検・交換されることで、高い信頼性を保っています。
さらに、照明系統はメインシステムとバックアップ系が二重化されている場合もあり、光の演出が途中で消えるようなことがないよう対策が施されています。
他のアトラクションでも活用されるライティング技術
このようなライティングと給電の仕組みは、ハリドリに限らず、「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」や海外のディズニーパークのアトラクションにも応用されています。
ライドの世界観に没入させる演出のひとつとして、光は極めて重要な役割を果たしており、エンターテインメント×工学の融合ともいえる技術が背景にあります。
まとめ:ハリドリの“光”は技術の結晶
ユニバのハリドリが夜に光り輝くのは、高輝度LED+車載バッテリー+充電システムによるものです。これらは安全性とメンテナンス性を両立しながら、長時間・高頻度運転に耐えるよう設計されています。
その背後には、テーマパークの技術チームによる緻密な設計と維持管理があり、ただ「光っている」だけではない深い仕組みが存在しています。次にハリドリに乗るときは、ぜひその光の裏にある技術にも注目してみてください。


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