東京と九州を結ぶフェリー旅は、景色と時間を楽しめる非日常体験として人気があります。中でも「はまゆう」「それいゆ」「すずらん」の船内設備は快適で、リーズナブルな価格で移動できる点も魅力です。この記事では、人気のある『ツーリストS』と『ツーリストA』の違いを解説し、よりプライベート感を重視する方に最適な選択肢を紹介します。
ツーリストSとは?カプセル型の快適スペース
ツーリストSは、東京九州フェリーで導入されている「半個室型」の宿泊エリアで、上下2段式のカプセルタイプのベッドが用意されています。大部屋に複数のベッドが並んでいますが、それぞれのベッドにはカーテンや壁で仕切りがあり、一定のプライバシーが保たれています。
また、読書灯、USBポート、電源コンセント、ちょっとした荷物置きスペースもあり、夜間の移動でもしっかり休息できます。音に敏感な方は耳栓の持参がおすすめです。
ツーリストAとは?より開放的な空間
一方、ツーリストAはベッドではなく、リクライニングシートで過ごすスタイルです。フェリーによって異なりますが、多くの場合は映画館のような座席配置になっており、横になることができないため長時間の移動にはやや不向きなこともあります。
ただし、昼間の移動やコストを抑えたい方にはぴったりの選択肢です。人との距離はツーリストSよりも近くなる傾向があります。
「大部屋」と書かれている理由とその実態
公式サイトではツーリストSは「大部屋」と表記されていますが、これは部屋自体が複数のカプセルベッドで構成された共有空間であることを指しています。ただし、一人ひとりのスペースがカーテンなどでしっかり区切られているため、実質的には『準個室』として利用可能です。
実際に利用した乗客のレビューでも「想像以上に快適」「カプセルホテルのようだった」といった声が多く、女性の一人旅でも安心して利用できるとの評価もあります。
どちらを選ぶべき?目的別おすすめガイド
- ゆっくり眠りたい・プライバシーを重視:ツーリストS
- コストを抑えたい・日中移動で仮眠程度:ツーリストA
- 一人旅やカジュアルな利用:ツーリストS
- グループや短時間利用:ツーリストA
予算や時間帯、旅の目的に応じて選ぶのがベストです。事前予約が埋まりやすいので早めの手配がおすすめです。
まとめ|ツーリストSはコスパ抜群の“半個室”
東京九州フェリーの「ツーリストS」は、カプセル型の設計でプライベート空間が確保された快適な選択肢です。一方の「ツーリストA」は開放感はあるものの、横になることはできないため、睡眠を重視する方にはやや物足りないかもしれません。
移動を快適に、かつリーズナブルに済ませたい方は、ツーリストSを第一候補に検討すると良いでしょう。


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