長野県を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」は、美しい星空と日本一標高の高い駅をテーマにした人気列車です。この記事では、その列車がどのような車両をベースにして生まれたのか、いわゆる「種車」について詳しくご紹介します。
HIGH RAIL 1375とはどんな列車か
「HIGH RAIL 1375」は、JR東日本が運行する観光列車で、八ヶ岳山麓を走る小海線(小淵沢〜小諸間)を舞台に、標高1375mにある日本一高い駅「野辺山駅」などを巡る列車です。
星空や自然、芸術をテーマにした観光列車として2017年にデビューし、「HIGH RAIL 星空」などの臨時列車も運行され話題となっています。
HIGH RAIL 1375の種車はキハ100系
この列車の種車(元になった車両)は、JR東日本のキハ100系気動車です。具体的には「キハ100-18」「キハ100-19」の2両が改造され、特別な内装と装備が施されました。
キハ100系はもともと東北地方などで活躍した汎用型の気動車で、軽量ステンレスボディと高性能なエンジンを持ち、小海線など非電化路線にも適した車両として知られています。
改造ポイントと観光列車らしさの演出
改造では内装の大幅な刷新が行われました。天井には星空を模したLED照明、座席はゆったりとしたリクライニングシートへ変更され、ライブラリーコーナーや星空観察スペースなどが設けられています。
また車体の外装も「HIGH RAIL」のロゴや美しい星空モチーフの塗装が施され、普通の通勤・通学列車とは一線を画すデザインとなっています。
観光列車に種車が使われる理由
観光列車では新造車両ではなく、在来の車両をベースにする「種車改造型」が多く採用されます。その理由は、コスト削減と短期間での投入です。
HIGH RAIL 1375のように既存の気動車を活かせば、導入コストを抑えつつ地域特性を活かしたデザインに仕上げられるため、鉄道ファンからも評価されています。
HIGH RAIL 1375の魅力をさらに深掘り
夜間運行される「HIGH RAIL 星空」は、沿線で天体観測を楽しめる人気イベントです。観光列車の中でも特にテーマ性が強く、非日常を味わえる列車として注目されています。
乗車の際は車両の構造や改造ポイントにも注目すると、より一層楽しむことができます。
まとめ:キハ100系が生まれ変わったHIGH RAIL 1375
「HIGH RAIL 1375」は、JR東日本のキハ100系を種車として大きく改造した観光列車です。地域の自然・星空・文化をテーマにした体験型列車として、多くの旅行者に親しまれています。
鉄道の歴史や技術に興味がある方にとっても、このような車両の進化は非常に興味深いテーマと言えるでしょう。


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